コスモスラボ、EVM障害を認め 3チェーンが影響公表

コスモスラボ、EVM障害を認め 3チェーンが影響公表

Cosmos Labsは、Cosmos EVMモジュールの利用者に影響を及ぼす継続中のセキュリティインシデントを確認した。関連するチェーンに対し、バリデータへブロック生成の停止を要請するよう助言した。

現在、3つのネットワークが影響を公表している。KiiChainとTACは、攻撃者によりアカウントから資金が流出した後、チェーンを停止した。一方、MANTRAはメインネットを再起動した。

3つのチェーンがCosmos EVMへの関連を特定

3つのネットワークが、数日以内に相次ぎセキュリティインシデントを公表した。いずれも、Cosmos SDKチェーンでイーサリアム型スマートコントラクトの稼働を可能にする構成要素であるCosmos EVMモジュールの名を挙げた。

MANTRAが最初に対応した。BeInCryptoの報道によれば、同チームは上位依存モジュールでのセキュリティインシデントを受け、予防措置としてチェーンを停止した。影響を受けたのはMANTRAが管理する2つのウォレットのみで、ユーザー残高には影響はなかったと説明した。

その後、ネットワークは利用者に対し、脆弱性がCosmos-EVMモジュールに存在し、バージョン8.4.0で修正済みであると説明した。これにより通常どおりブロック生成を再開した。

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MANTRA Chain is producing blocks again.

The vulnerability in the Cosmos-EVM module has been fixed, the network has resumed, and no user funds were affected.

Thank you to everyone for your patience throughout the incident.

Review the full history of incident status updates… pic.twitter.com/IDVpw7H7Tp

— MANTRA | The EVM L1 for RWAs (@MANTRA_Chain) August 22, 2026

続いてKiiChainが被害の発生を公表した。チームによれば8月22日、攻撃者が同一手法を18回繰り返し、バリデータがチェーンをブロック9355723で停止するまでに1億4832万6583.15 KIIが流出したとのこと。

「脆弱性はCosmosコード内に存在し、KiiChain固有のものではない。KiiChainは修正前の共同利用Cosmos EVMモジュール(cosmos/evm)をそのまま利用している」とチームは述べた。

チェーンの停止は継続している。KiiChainはネットワークを、あらかじめ定めたブロック高で全バリデータが同時に適用するバイナリアップグレードにより再始動させる方針。オンチェーンガバナンス提案は不要とした。

TACは同日、バリデータがブロック24,671,475でチェーンを停止した。攻撃者により1アカウントから資金流出があったためだ。チームは、問題の原因はTAC固有ではなく共有モジュール側にあったと説明した。

Cosmos Labsは、問い合わせ窓口を案内した上で、今後状況が収束次第インシデント報告書を公表する考えを明らかにした。原因については現時点で公表していない。

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