米国インフレ率3.7% ビットコインと金下落、10月の利上げ予想強まる

米国インフレ率3.7% ビットコインと金下落、10月の利上げ予想強まる

米国の消費者物価は9月までの1年間で3.7%上昇し、事前予想の3.6%を上回った。これを受け、ビットコインと金は数分以内に下落した。予想を上回る結果となったことで、米連邦準備制度理事会(FRB)による追加利上げの可能性が高まった。利上げは資金調達コストの上昇につながる。

変動の大きい食品とエネルギー価格を除いたコアインフレ率も、2.6%と事前予想の2.5%を上回った。いずれも8月の3.4%と2.4%から上昇した。

インフレ率上振れに対するビットコインと金の反応

ビットコイン(BTC)は、東部時間午前8時30分の発表後5分間で約8万3,860ドルから8万2,731ドルまで下落した。Binanceのデータ(TradingView)で明らかになった。その後は8万3,125ドル前後で落ち着いた。

金先物も同時間帯に、1オンス4,153ドルから4,117ドルまで下落した。

米消費者物価指数(CPI)発表直後のビットコインと金価格の反応(5分足チャート) 出典: TradingView米消費者物価指数(CPI)発表直後のビットコインと金価格の反応(5分足チャート) 出典: TradingView

利上げ局面では、無利息資産である金や、暗号資産のようなリスク性資産から資金が流出しやすい。米ドルはすでに18か月ぶり高値付近にある。

消費者物価指数(CPI)は、家計が日用品やサービスに支払う物価動向を示す指標である。米労働統計局(BLS)が毎月公表する。8月はガソリン価格が前年同月比27.4%上昇したとBLSは発表した。

コアインフレ率は、燃料や食品以外にも物価上昇が波及しているかどうかを示す指標である。FRBは金利決定において、この数値を特に注視している。

US Sept. Consumer Prices Rise 0.6% M/M; Est. +0.6%
US Sept. Consumer Prices Rise 3.7% Y/Y; Est. +3.6%

US Sept. Core CPI Rises 0.3% M/M; Est. +0.2%
US Sept. Core CPI Rise 2.6% Y/Y; Est. +2.4%

— *Walter Bloomberg (@DeItaone) October 14, 2026

FRBは10月に再び利上げするのか

FRBは9月、政策金利を4分の1ポイント引き上げ、3.75%から4.00%のレンジとしたと発表した。

9月の指標は、10月27日と28日に開かれるFOMC前の最後の主要なインフレ指標だった。発表前の金利先物は、利上げは10月ではなく12月になるとの見方を示していた。

ニューヨーク連銀のジョン・ウィリアムズ総裁は今週、年内にもう1回利上げがあるとの見通しを示した。

FRBが10月に動くのか、12月まで待つのかが、2027年に向けて借り手、預金者、投資家の資金コストを左右する。

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