ビットコイン上昇シグナル各所で点灯とアナリスト指摘

ビットコイン上昇シグナル各所で点灯とアナリスト指摘

ビットコインの勢いは今週、広く注目されている2つの指標で上昇に転じ、およそ10カ月続いた下落局面に終止符を打った。ストック・フロー・モデルを考案したPlanB氏は、この転換を公表し、そのシグナルの単純さに疑問を呈した。

同氏の懸念には根拠がある。ビットコインは8万1679ドル近辺で推移し、直近24時間で1.7%下落。PlanB氏のチャートが示す8万3094ドルを下回っている。

ビットコインの強気シグナルは新たなサイクル入りを示すか

PlanB氏はアナリティクスプラットフォーム「Block Horizon」のチャートを共有した。これはビットコインの「Market Value to Realized Value(MVRV)」比率の勢いを追跡するもの。MVRVは時価総額を全コインの総取得コストと比較する指標。

過去のデータでは、グリーンの数値は強気相場、レッドの数値は弱気局面と重なる傾向。オシレーターは10月13日に+0.07となり、2025年末から続いた赤の局面が終了した。

注目すべきは、2026年の弱気局面が-0.4付近で底を打った点。これは2018年と2022年の約-0.55という底値よりも浅い水準だった。

MVRVモメンタム・オシレーターにおけるビットコインの強気シグナル 出典: XMVRVモメンタム・オシレーターにおけるビットコインの強気シグナル 出典: X

上昇転換だけで底入れ確定となるのか

アナリストのQuinten Francois氏は、別の指標を紹介した。ビットコインの週間移動平均収束拡散(MACD)は、44週連続のマイナスからゼロを上抜いた。

Except it is https://t.co/Vscqf6MClO

— Quinten (@QuintenFrancois) October 14, 2026

同じような転換は2019年と2023年にも見られたが、結果は大きく異なる。2023年にはおよそ2万5000ドルから7万ドル超まで1年で上昇した。

一方で2019年には、一時1万3800ドル近くまで上昇したものの、2020年3月には4000ドルを割り込んだ。先月には、別の50週移動平均シグナルも45週ぶりに出現している。

ビットコインの4年サイクルはついに崩壊したのか

BeInCryptoのエキスパート評議会「マーケットインテリジェンス」メンバーのエリック・クラウン氏は、「カレンダー自体が失敗した」と指摘する。

今、考えられるシナリオは2つしかない。

1. ビットコインは7月に底打ちし、予定より早かった(サイクル崩壊)

2. きょう以降に底を付ける場合は、予定より遅れることになる(サイクル崩壊)

どちらにせよ、ついにサイクルは崩れた。

これまでの最安値は各サイクルのピークからおよそ1年後に到来しており、これに従えば2026年秋が底となるはずだった。ベンジャミン・コーエン氏も当初は10月の底打ちを予想していたが、9月には自身の弱気予想が外れたと認めている。

一方、ビットコインは7月1日に5万7800ドルまで下落。これは予定より約3カ月早い下落となった。

強気見通しはすでに市場に織り込まれているのか

CryptoQuantのアナリスト・コンセンサス・インデックスは、164人のアナリストの投票から構成される。7月2日にマイナス18.3から10月13日にはプラス49.2まで上昇。同期間に強気派の比率も37%から84%に増加した。

しかし価格上昇は追いついていない。CryptoQuantのデータによると、9月末にビットコインはおよそ8万7000ドルでピークを付け、現在の価格はそれより約6%低い。

アナリスト・コンセンサス・インデックス 出典: CryptoQuantアナリスト・コンセンサス・インデックス 出典: CryptoQuant

オンチェーンの勢い、価格モメンタム、アナリストのセンチメントはいずれも同じ方向を示している。半減期のサイクルが役割を終えたなら、次の相場展開は「総楽観」が目前のテストに耐えられるかどうかにかかっている。

jp.beincrypto.com でJakub Dziadkowiecによるオリジナル記事 ビットコイン上昇シグナル各所で点灯とアナリスト指摘 を読む