6年ぶりに債券投資復権 アリエル社ボブリンスキー氏

6年ぶりに債券投資復権 アリエル社ボブリンスキー氏

アリエル・インベストメンツのチャーリー・ボブリンスコイ副会長は、現在は債券を買う好機だと述べる。10年物米国債の利回りは約5%、インフレ調整後の実質利回りも約2.7%となっている。

先週の生成AI関連銘柄の売りは、10年債利回りが1日で17ベーシスポイント(0.17ポイント)下落したタイミングと重なった。AI投資の成果を疑問視する投資家の間で、債券はナスダック中心のポートフォリオと資金を争う状況。

ボブリンスコイ氏はなぜ「債券が復活」と述べるのか

ボブリンスコイ氏は火曜日にCNBCで、債券市場は過去6年間マイナスリターンが続いたと指摘した。財政赤字やインフレの予測外の動きが要因。

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ただし、ブルームバーグのデータによれば、米国債全体の投資適格債を示す同社のアグリゲート指数は2025年に7.3%、2024年に1.25%の上昇。

同氏は、ここ数週間の10年債利回りが約5.3%、実質利回り(インフレ調整後)は約3%だったとした。

米連邦準備制度理事会(FRB)のデータによると、10年債利回りは10月22日に4.96%まで低下し、23日終値は5.00%。この際、インフレ調整後利回りは2.66%だった。

一方で、ボブリンスコイ氏によれば、クレジット需要が強く、利回りを高止まりさせている。AI関連資金需要や、ワシントンと似た財政赤字問題を抱える欧州各国政府の動きも影響。

「…この20年で初めて債券市場には十分なリターンが見込める状況となっている」

とボブリンスコイ氏はCNBCで述べた。

債券とAI関連株は共存できるか

火曜日も株式市場は2日連続の上昇となった。ナスダックは1%以上上昇し、ボーイングの影響でダウ平均はわずかなプラスにとどまったと番組司会者。

ボブリンスコイ氏は、データセンター投資約7000億ドルのリターンが乏しければ、多くのナスダック銘柄に打撃と警鐘を鳴らす。AI関連投資の分散先として、エネルギー、家庭用品、消費サービス株、そして債券への分散を推奨。

これに対し、MAIキャピタル・マネジメント社の第3四半期レビュー(10月2日公表)は、債券売りで10年債利回りが4.2%から約5.3%に上昇したと説明。

AIの収益が期待外れだった場合は

シュワブによると、今週発表のビッグテック決算がAI収益の次なる試金石となる。

このため、業績が振るわなければ、先週の利回り低下の一因となった米国債需要の高まりが続く可能性。好業績ならAI関連の資金調達圧力が再び高まる展開。

財政赤字やAI関連の資金調達が利回りを押し上げ、一方AI投資への懸念が利回りを抑え込む。債券はこの2つの力のはざまで揺れる状況。

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