アマゾンのAWS受注残高5780億ドル、売上成長を上回る

アマゾンのAWS受注残高5780億ドル、売上成長を上回る

アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)の受注残高は5780億ドルに達し、3桁成長を記録している。一方で、AWS売上高は393%増の460億ドルだった。

アマゾンは業績予想を下回り、時間外取引で株価は7%超下落した。直近12カ月のフリーキャッシュフローは424億ドルの流出に転じ、1年前の148億ドルの流入から大きく後退した。

なぜAWSの受注残高が売上高を大きく上回るのか

決算説明会によると、受注残高は第2四半期比で820億ドル増加した。これに対し、AWS四半期売上高の増加は38億ドル程度にとどまった。

1年前の受注残高は2000億ドルだった。この1年で3倍近く増加したが、売上高の伸びは393%にとどまる。AWSの四半期連続売上高の増加額は前回の46億ドルから今回減少した。

ジェフリーズのブレント・シル氏は、クラウド事業者は投資家の期待ほど早く受注残高を売上高に転換できていないと指摘した。

同氏はその原因として、データセンターやサプライチェーンのボトルネックを挙げた。

アマゾンのアンディ・ジャシーCEOは前四半期、2026年の需要に対し設備能力が不足していると述べ、2027年も同様の見通しを示した。

一方で、ジャシーCEOはアマゾンがAIアクセラレータを約14秒ごとに設置しており、顧客の消化ペースもそれにほぼ等しいと述べた。

40%成長で巨額投資は正当化できるか

アマゾンはAWSの成長率が2027年・2028年に40%を上回ると見込む。AWSの成長率は過去6四半期連続で加速し、2025年第3四半期の20%から上昇傾向にある。

アマゾンは2026年の予算2200億ドルに対し、来年はさらに大幅な増額を計画。2026年予算は直前四半期までの2000億ドルから引き上げられたが、理由はメモリーコストの上昇。

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キャッシュベースの設備投資は第3四半期だけで759億ドルに達した。

一方、AWSの営業利益は前年比114億ドルから178億ドルに増加した。

マイクロソフトやアルファベットも前日に決算を発表。3社ともAIインフラ投資が決算の焦点となった。

納品が受注に追いつかない状況が続けば、投資家は契約数より稼働中データセンターの規模でハイパースケーラー企業を評価し直す可能性もある。能力増強を加速すれば、受注残と売上との差が縮まり、投資計画の圧迫も緩和する見通し。

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