米上院は、下院共和党によるカレンダー短縮を本日決定したことで、9月の採決日が8日減となった。これにより、今月のCLARITY法案審議に十分な時間が確保できなくなる可能性がある。
証券取引委員会(SEC)のポール・アトキンス委員長は、水曜日に9月15日の上院採決予定を指摘した。暗号資産市場では、休会中もまさにこの日程が待たれていた。
なぜ暗号資産業界は9月15日に期待したのか
CLARITY法案は、暗号資産に関する監督権限をSECと商品先物取引委員会(CFTC)で分割する内容。また、米国政府関係者およびその配偶者が暗号資産の保有・推奨を行うことを正式に禁止する。大統領も含まれる。
法案が8月に勢いを増す中、暗号資産市場のセンチメントが個人投資家とウォール街で復調した。ビットコインETFには45億ドルの流出があった6月にもかかわらず、33億ドルの資金が集まった。ビットコイン価格(BTC)は、トレジャリー企業による購入再開を受け、25.7%上昇した。
トランプ米大統領は8月19日、議会に法案成立を促した。なお、上院は既に審議せず休会に入っており、9月に決定が持ち越された。
https://www.youtube.com/watch?v=gJw9evKM3hk&t=21s9月15日の採決で決まること
今回の採決はクロージャー動議であり、フィリバスター(長時間演説による審議引き延ばし)を終わらせ、本格的な審議入りを可能にする手続き。賛成60人が必要で、本格審議を開始するステップである。
下院は2025年7月に、294対134で独自案を可決した。続いて上院の各委員会がそれぞれ法案文を起草。両案の統合が完了して初めて、トランプ米大統領の署名に送付される見通し。
委員会での審議でも、CLARITY法案が厳しい道のりであることが露呈した。上院農業委員会では12対11の党派対立による可決となった。
「暗号資産規制提案は、米国を暗号資産グローバルハブとするためのこれまでで最も歴史的な一歩となるものであり、『議会はCLARITY法案を大統領の机に送るべき』との我々の理念と一致している」とアトキンス委員長はSNS投稿で述べた。
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アトキンス委員長は、SECの新たな暗号資産資金調達規則案について、「将来の委員会でも存続できるよう、法制化が必要」と指摘する。
なぜ下院の日程は11月にずれ込んだのか
今週は木曜日で終了。レイバーデー休会後の土曜日には9月15日を含む週に、なお4日間の採決日が残る。
本来、10月1日まで下院は活動予定だったが、ブルームバーグによると、9月21日と9月28日の2週間分の会期がキャンセルとなり、約2週間日程が前倒しされた。
BREAKING: HOUSE LEADERSHIP
— Jake Sherman (@JakeSherman) September 3, 2026
is canceling the last two weeks of September. House will be out.
下院はワシントンに滞在し、上院のクロージャー採決に臨む。その後すぐに帰郷する予定。万一、上院が9月下旬に法案を修正した場合、修正版は空席の下院に送られることになる。
次の下院採決予定日は11月9日で、中間選挙から6日後。これにより法案の再審議は選挙後の会期となり、政治的判断が大きく変化する。
アトキンス委員長にできるのは要請のみ。9月15日採決の重みよりも、今後の最大の焦点は「下院指導部が11月の本会議で暗号資産法案に時間を割くかどうか」だ。
jp.beincrypto.com でLockridge Okothによるオリジナル記事 CLARITY法案、上院が採決日8日削減で再延期の可能性 を読む