ウォーバーグ・ピンカスCEO 公開市場は巨大な賭け

BeInCrypto
在BeInCrypto上打开
ウォーバーグ・ピンカスCEO 公開市場は巨大な賭け

ウォーバーグ・ピンカスのジェフリー・パールマンCEOは、同社が200社超のポートフォリオ企業を支援しており、投資家は上場市場を「1つに集中し、相関性の高い賭け」とみなしていると指摘した。その結果、資本が未公開資産へ流れると主張する。

同氏が所属する同社は、買収先の出口戦略としての新規上場(IPO)市場が構造的に機能不全にあるとし、直近の保有株は大半を事業会社への売却で手放している。

ウォーバーグ・ピンカスCEOが「投資家は未公開資産を求めている」と語る理由

パールマン氏は、ウォーバーグ創業60周年を記念したニューヨーク証券取引所でのオープニングベル式典後、CNBCのインタビューに応じた。

世界の投資家が同氏に語る上場市場への評価は、1つのフレーズで要約されるという。

「1つに集中した相関性の高い大きな賭け」

ジェフリー・パールマンCEO(ウォーバーグ・ピンカス) 出典: CNBC

https://www.youtube.com/watch?v=jJhunAl8AgU

同氏によれば、ウォーバーグの顧客は次なる大規模言語モデル(LLM)への投機ではなく、従来型企業でのAI活用に関心が高いという。同社の最大投資案件もAIの実装にある。

同氏は、S&P500の時価総額に占める上位10社の割合をおよそ半分とする。一方、JPモルガンのデータでは、2026年7月時点の上位10社の構成比は約38%とされる。

シティのストラテジスト、スコット・クロナート氏は、AI主導の利益成長により、S&P500は年末までに8100ポイントに達すると見込む。

未公開市場は「出口なき多様化」になり得るか

パールマン氏は、上場会社の数が過去10年で60%減少したと説明する。これに対し、1996年以降、米国上場企業の数はほぼ半減していると、ハーバード大学法科大学院のガバナンス・フォーラムは指摘する。

IPO市場では30~40%のディスカウントが常態となり、持分売却にも3~4年かかると同氏はみる。直近4~5年、ウォーバーグの売却先の大半は戦略的(ストラテジック)、つまり事業会社だった。

CNBCのレスリー・ピッカー氏が未公開市場におけるソフトウェア関連のリスクを尋ねたが、パールマン氏はソフトウェアは投資ポートフォリオに必要だとしつつ、その比率は30~40%では多すぎるとの見方を示した。同社の投資方針は「設計された多様化」だという。

また同氏は、金利は構造的に高いものの、歴史的に見れば高水準とは言いがたいと説明した。借入コスト上昇が買収を難しくするとの認識はないとした。

これにより、集中投資から離れる投資家に新たな課題が生じる。上場市場の代替として未公開市場に資金が流入する場合、引き続き事業会社への売却頼みで、その吸収力は十分かが問われる。

jp.beincrypto.com でDarryn Pollockによるオリジナル記事 ウォーバーグ・ピンカスCEO 公開市場は巨大な賭け を読む