シュワブのストラテジスト、AI相場に大型株の設備投資ミス警告

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シュワブのストラテジスト、AI相場に大型株の設備投資ミス警告

シュワブのケビン・ゴードン氏は、S&P500が過去最高値を1%下回る水準にある一方、平均的な銘柄で14%の下落があったと指摘する。AI関連株が指数を牽引しており、設備投資が予想を下回れば、利益への影響が生じる可能性があると述べている。

ただし、この14%という数字は、S&P500構成銘柄の8月初め以降における高値から安値までの平均下落率であり、現時点での値下がり幅ではない。S&P500は時価総額加重型であり、時価総額の大きい銘柄が指数変動を左右する構造となっている。

なぜAI関連株が市場全体を支えているのか

シュワブのマクロ調査・ストラテジー責任者ケビン・ゴードン氏が、Bloombergで週末に発言した。

https://www.youtube.com/watch?v=6O9DSURT_nQ

同氏は、夏場の上昇局面でテック株の動きが鈍かったが、現在はAI関連銘柄が市場を下支えしていると述べた。AIの評価額に対する懸念や世論の反発は薄れつつあるとの見解も示した。

同様に、ビッグショートで知られる投資家スティーブ・アイスマン氏も7月に、市場全体が「AI一本足打法」になっていると発言した。

メガキャップ企業の設備投資未達が発生した場合は

ゴードン氏は、ひとたび設備投資が予想を下回り、予算減額が重なれば、そこで利益への影響が発生する可能性があると語った。同氏は自身の言葉ではないとしながらも、以下のフレーズを引用した。

「もはや決算シーズンではなく、設備投資シーズンだ」

ケビン・ゴードン氏(Bloomberg経由)

一方、ファクトセットはS&P500の2026年の利益成長率を32.4%と予測しており、年初の約15%から上方修正している。

アポロ・グローバル・マネジメントのチーフエコノミスト、トーステン・スロック氏は先月、AI関連債務への警鐘を鳴らした。クラウド大手の債務不履行リスクをカバーする保険コストが、AI投資のための借り入れへのリスクを示唆しているという。

これに対し、ゴードン氏は、FRBがほぼ1会合おきに利上げを実施する程度であれば株式市場には好材料になるとの見方も示した。そのペースであれば、成長や雇用市場を大きく冷やすことにはならないという。

それでも、現在の指数は一部企業の設備投資予算に依存する構図となっており、平均的な銘柄はすでに2桁の下落を経験した。今月から始まる第3四半期の決算発表で、こうした投資予算が維持されるかが注目される。

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