ユニトリー新型ロボ、時速12.66mでボルト氏超え

BeInCrypto
BeInCryptoで開く
ユニトリー新型ロボ、時速12.66mでボルト氏超え

Unitreeは月曜日、時速12.66メートルという最高速度を誇るヒューマノイドロボット「Superman(スーパーマン)」を発表した。この速度は、ウサイン・ボルト氏が記録した最速の速度を上回る。発表はUnitreeのIPOが上海で取引開始となる直前に行われた。

投資家は先週すでに、この新規株式公開への応募を過去最高水準に押し上げていた。

UnitreeのIPO需要、STAR Marketで過去最高を記録

Unitreeは1株当たり150.8元で株式を売り出し、約61億元(約9億500万ドル)を調達した。この取引により同社の評価額は約90億ドルとなる。

個人投資家からの申込倍率は8288倍に達した。上海証券取引所のナスダック型市場、STAR Marketでもこれほどの需要は初めてだった。

旺盛な需要により、Unitreeは当初計画を大幅に上回る資金を手にした。同社の目標調達額は42億元だったが、最終的に61億元を獲得。45%上回る結果となった。

ただ、価格は従来の基準を大きく超えている。今回の取引によりUnitreeの2025年売上高の約36倍という評価となった。一方、香港上場の競合UBTechはおよそ18倍にとどまる。中国のメモリーメーカーCXMTの事例でも、上場初日に株価が1日で466%急騰するなど、新規上場時の値動きの激しさが際立った。

実際の業績にも裏付けはある。2023年の売上高は17億元と前年の4倍超となり、純利益は5億9100万元に達した。それでも今回の取引では、投資家は利益の100倍超の水準で株を手に入れることとなった。

「Superman」、上場直前に期待をさらに高める

Unitreeは、Supermanが0.85メートルの脚で2メートルの垂直ジャンプを達成したと発表した。同社の技術者らは、このロボットをわずか3か月余りで開発した。

Unitree New Robot Preview: “Superman” Breaking the Limits of Humanity🥳
Standing high jump 2 m, top speed 12.66 m/s (0.85 m leg length)
Surpassing the standing high jump and running speed records of all humans around the world
This new machine has only been in development for a… pic.twitter.com/12i80ITU6p

— Unitree (@UnitreeRobotics) August 17, 2026
UnitreeRobotics. Source: X

ウサイン・ボルト氏は、2009年の世界新記録の際に12.42メートル毎秒に達したと、公開された運動解析で明らかになっている。したがって、Unitreeが公表した数字はこの記録を上回る。ただし、独立した第三者による検証は発表していない。

創業者のワン・シンシン氏は、3月のヤブリ中国企業家フォーラムで今回の快挙を示唆していた。当時、部品価格の低下やアルゴリズムの高速化を背景に、年央までにヒューマノイドが人間の短距離走記録を突破するとの見通しを述べていた。その5か月後、技術陣が今回の成果を実現させた。

ハードウェアの記録は、依然として業績とは一定の距離がある。2025年にUnitreeはG1、H1、R1シリーズ合わせて5500台超を出荷したが、その大半は研究機関や娯楽分野向けで工場向けは少ない。

一方、ロボットによる労働力への資本投下は続く。Tetherは6月、NEURA Roboticsへの資金調達ラウンドで14億ドルを主導。NVIDIAも同月、LGや斗山とのロボット事業提携を進めたほか、イーロン・マスク氏は過去最大級の半導体工場建設に数十億ドルを投じている。

UnitreeのIPOによる資金は、物理的な機械を制御するソフトウェア「具現化AI」や新型ロボット本体、工場増設に充てる計画。今後、短距離走の記録更新が産業界の受注につながるかが問われる。

jp.beincrypto.com でPhil Haunhorstによるオリジナル記事 ユニトリー新型ロボ、時速12.66mでボルト氏超え を読む