ビットコイン(BTC)は、6月2日以来初めて7万ドルを回復した。78日ぶりの回復は、トランプ米大統領が「大規模」な政府によるビットコイン購入について「議論されている」と発言したことを受けた動き。
米連邦準備理事会(FRB)の7月議事要旨は無風通過となった。トランプ米大統領の発言が、この日の相場上昇に2つ目のエンジンを提供した形。
KEY TAKEAWAYS: Inside today's White House Crypto Meeting 🇺🇸
— BeInCrypto (@beincrypto) August 19, 2026
- Trump says the US considers buying "sizable" amounts of $BTC & crypto
- Urged Congress to pass the CLARITY Act
- Stated the US must remain the "undisputed leader" in digital assets
- Regulators are actively working… pic.twitter.com/3C9RIjXeV4
ビットコイン、78日ぶりに7万ドル回復の背景
ビットコイン価格は本日、7万ドルを一時突破した。2日前は6万4000ドルを下回っていた。7月初旬には6万2000ドル台を推移していた。
この価格上昇で空売り筋は大きな損失を受けた。暗号資産市場のショート勢は1時間で12億3000万ドルの清算を被った。ハイパーリキッドでは、1人のクジラが1800BTC(約1億1700万ドル相当)のショートで全損失を出した。
最初の急騰はワシントン発。米財務省は長期債買い戻しを1回あたり最低40億ドルに倍増すると発表した。30年債利回りは5.337%と2007年以来の高水準から低下した。長期資金調達コストの低下は、インカムのない資産に有利に働く。
だが、冷静な視点も重要。7万ドルでも、昨年10月の過去最高値12万6080ドルからは約44%下の水準。ただし、この回復で今年のパターン――金がビットコインを大きく上回った状況(ゴールドは33%上昇、BTCは46%下落)を覆した。
本稿執筆時点で、ビットコインはバイナンスで7万ドル、コインベースで7万22ドルを付けた。
トランプ米大統領、「大規模」ビットコイン購入の可能性示唆 FRBは静観
そして2つ目のきっかけ。政権が大規模なビットコイン取得を計画しているか問われたトランプ米大統領は、否定しなかった。同氏はこの構想をドルと直接結びつける発言もした。
「議論されている。ドルにとって非常に、非常にプラスだ。もし提案があれば、私は確実に耳を傾けるだろう」
こうした発言は市場に反応材料を与えた。トランプ米大統領は2025年3月、オープン市場購入ではなく押収したコインを基に「戦略ビットコイン準備」を創設した。大規模購入となれば初の事例となる。
FRBも目立った反発は示さなかった。7月議事要旨は「インフレ率は高止まり」としたが、3人の既知の反対派以外に強い引き締め姿勢は示さなかった。9月の利上げ観測は34%に低下し、ドルは下落した。
この合わせ技は強力。債券利回りは低下、FRBは静観、そして大統領は購入を示唆。ビットコインがこのまま7万ドルを維持できるかで、発言の真価が問われる。
jp.beincrypto.com でLockridge Okothによるオリジナル記事 ビットコイン7万ドル台を6月以来で回復、トランプ氏も新たな示唆 を読む