暗号資産市場は、2026年9月第1週に約15億ドル相当のトークン流通を迎える見通し。ハイパーリキッド(HYPE)、エナ(ENA)、スイ(SUI)など主要プロジェクトが大規模な新規トークン供給を実施する。
これらのトークンロック解除は、市場の変動要因となり、短期的な価格動向に影響を与える可能性がある。主な注目点を以下に整理する。
1. ハイパーリキッド(HYPE)
ロック解除日:9月6日 解除予定トークン数:992万HYPE 流通済み供給量:4億6491万HYPE 総供給量:10億HYPEハイパーリキッドは、独自のレイヤー1ブロックチェーン上に構築された主要な分散型パーペチュアル先物取引所である。高性能取引、低遅延、オンチェーン注文板、秒単位の決済完了を特長とする。
9月6日に、チームは992万トークン(7億9700万ドル相当)をロック解除する可能性がある。トケノミストによれば、これは長期的な見積もりで、解除分は流通済み供給量の2.37%に相当する。
チームは解除された供給分をコア貢献者に割り当てる予定。トケノミストは、これまでHYPEでは想定ロック解除数より実際に請求されたトークンが大幅に少なかったと指摘している。
2. スイ(SUI)
ロック解除日:9月1日 解除予定トークン数:1353万SUI 流通済み供給量:40億800万SUI 総供給量:100億SUIスイは、高いスケーラビリティと低遅延を実現した分散型アプリケーション(dApps)向けブロックチェーンである。オブジェクト指向のデータモデルとMoveプログラミング言語を採用し、既存チェーンの非効率性へ挑戦する点が特徴。
9月1日には1353万SUI(973万ドル相当)が新たに市場へ供給される。月初の大規模ロック解除という傾向を継続しており、流通済み供給量の0.33%を占める。
ネットワークは解除されたSUIを3つの用途に均等割り当てする。アーリーコントリビューターに747万SUI、コミュニティリザーブに400万SUI、さらにミステンラボ財団へ207万SUIが割り当てられる。
3. エナ(ENA)
ロック解除日:9月2日 解除予定トークン数:4063万ENA 流通済み供給量:89億ENA 総供給量:150億ENAエナは、イーサリアム(ETH)上に構築されたシンセティック・ドルプロトコル。主力プロダクトのUSDeはシンセティック・ドルステーブルコインであり、ENAはプロトコルのガバナンストークンを担う。
9月2日に4063万ENA(605万ドル相当)が流通開始予定。この解除分は流通済み供給量の0.46%となる。
エナは解除される全供給分をファウンデーションへ付与する。
このほか、アイゲンクラウド(EIGEN)、ガンズ(GUN)、ゴープラスセキュリティ(GPS)も9月第1週に新規供給流入を予定している。
jp.beincrypto.com でKamina Bashirによるオリジナル記事 2026年9月第1週に注目のトークンロック解除3選 を読む