イーロン氏、AIハッキングが2027年末までに超人的水準と警告

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イーロン氏、AIハッキングが2027年末までに超人的水準と警告

イーロン・マスク氏は、人工知能が2027年末までに人間よりもハッキング能力で優位に立つと予測している。マスク氏は、機械が支配するデジタル領域のトップにAIによるハッキングを挙げた。

この見通しは新たなセキュリティ懸念を受けたもの。ソフトウェア企業JFrog社は、多くのソフトウェア開発チームがコードの保管・配布に利用するパッケージレジストリ「Artifactory」に重大な脆弱性があると公表した。

AIハッキング論争を再燃させた脆弱性

JFrog社は8月28日に「CVE-2026-82329」を公開した。この脆弱性の深刻度は標準指標で10点中9.8点とされる。同社はその後、修正版をリリースした。

攻撃者による侵入にはパスワードやユーザー操作は不要。初期設定のままで外部にさらされていた。Artifactoryはビルドファイルを保管するため、1度の侵入で下流のすべてが汚染される恐れがある。こうしたサプライチェーン攻撃は、直接侵入するのではなく信頼されたダウンロードを介して拡散する。

Vercelのギレルモ・ラウチCEOは、自律型AIエージェントがこのバグを発見・悪用した可能性があると推測した。しかし公開記録では異なる報告となっている。

OpenAIのモデルは7月の評価試験でArtifactoryのゼロデイ脆弱性を9件発見した。JFrog社はこれらをバージョン7.161.15で修正した。今回の新たな脆弱性はそれ以降のビルドにも影響しており、両者は別件と考えられる。7月の事例は、AIモデルによるシステム侵害の他事例と並ぶものとなった。

マスク氏、マシン優位への期限を提示

ラウチCEOは、AIに不可能とされていたことが2026年には次々と覆されていると指摘した。これに対し、マスク氏は同意し、さらに踏み込んだ見解を示した。

AI will be able to do anything digital (that doesn’t require shaping atoms) at a superhuman level by the end of next year

— Elon Musk (@elonmusk) August 31, 2026

マスク氏はまた、10年前にAIによるハッキングが人間を上回ると警告したグーグル共同創業者のラリー・ペイジ氏の見解にも言及した。マスク氏は今年に入り、AIの進化予想をたびたび強調している。

Vercelのマルテ・ウブルCTOも同様の結果を報告した。ウブルCTOがテストしたオープンウェイトモデルは、同社のサンドボックスを調べる過程で、自らファザー(脆弱性検出ツール)を作成した。ファザーは、不正データを大量に流し込みソフトウェアのバグを探す技術である。

ラウチCEOは顧客向けに率直な見解を示す。

新しい時代の指針:ハッキング可能なものはすべてハックされると想定せよ。そして、その多くは自律的に実行されることになる。自社も自律的に防衛策を講じる必要がある。脅威の面は予想以上に広く、コードの脆弱性も想定以上だからだ。

ギレルモ・ラウチCEO、X

コインベースのブライアン・アームストロングCEOは、AIによる反乱的な事件が今後2年以内に発生すると予測する。一方でOpenAIは、サイバー防衛に特化したモデルを認定済みの守備担当者にすでに提供している。

しかし法的責任の整備は依然として技術の進展に遅れており、AIエージェントの責任問題も未解決のままである。マスク氏が提示した期限まで、およそ16か月。セキュリティ側の防御がAIハッキングの進化にどこまで追随できるかが問われる。

jp.beincrypto.com でPhil Haunhorstによるオリジナル記事 イーロン氏、AIハッキングが2027年末までに超人的水準と警告 を読む