ビットコイン(BTC)は木曜日に8万1000ドルを回復した。イラン戦争の終結観測が背景。ドナルド・トランプ氏の側近が、選挙圧力の高まりを受けて大統領に戦争の公式終結宣言を勧告していると報じられている。
一方、FRBのクリストファー・ウォラー理事が9月の利上げ停止を支持する可能性を示唆し、ビットコイン上昇にさらなる拍車がかかった。
イラン戦争終結観測でビットコインが上昇
ウォール・ストリート・ジャーナルは木曜日、こうした非公式会談が行われていると報道した。トランプ氏は、経済圧力だけでテヘランが譲歩すると考えているもよう。
しかし、政権幹部は緊張拡大が11月の中間選挙で共和党の不利につながると警告している。
BREAKING: President Trump is having private discussions with senior aides about potentially declaring the Iran War over, per WSJ.
— The Kobeissi Letter (@KobeissiLetter) September 3, 2026
Aides are reportedly advising President Trump that an escalation of the war beyond recent strikes could cost Republicans the midterm elections.
ビットコインは今回の戦争の動静と連動してきた。トランプ氏がホルムズ海峡付近への新たな攻撃を確認した火曜日には 7万7000ドルを割り込む場面もあった。木曜日の反発もこの流れに沿う。
一方、原油市場はまったく異なる反応を示した。ブレント原油は98ドルに接近。これは6週間ぶりの高値であり、「平和取引」ではない。
イランは米軍基地を攻撃。イスラエルも作戦再開の可能性を示唆した。トランプ氏は新たな戦闘は長く続かないと公言。非公式会談の内容もこれに合致する。
タンカーの動向も同様である。ホルムズ海峡を水曜日に通過した商船は6隻。直近10日間の平均は13隻前後だった。
Six commodity vessels transited the Strait of Hormuz on Wednesday, down from 11 a day earlier and well below the 10-day average of around 13, preliminary shipping data showed on Thursday. https://t.co/9DYJgjTXzS
— Arab News (@arabnews) September 3, 2026
一方、米国防総省は防空部隊の任務期間を9か月から12か月に延長。部隊によっては2027年まで駐留する可能性もある。
ウォラー理事発言がビットコインに2番目の追い風
トランプ氏以外にも、ウォラー理事の発言が木曜日の市場を動かした。政策決定者は7月に 9対3で割れ、3人が利上げを主張していた。
ウォラー理事は、7月までの直近3か月コアインフレ率が3.05%まで低下したと説明。2月は4.76%だった。この傾向が8月も続けば、利上げ見送りに傾く考えを示した。物価上昇が強まれば転じる意向。
「……インフレにあまり大きな加速が見られなくても、より引き締めた政策を支持する方向に気持ちが傾く可能性がある」と同氏のコメントにある。
こうした状況下、CME FedWatchは9月利上げ確率を50.2%と試算。前日は63.2%、7月下旬の 異例の高水準だった。
果たして8万ドルは維持できるか。直近の実績は慎重な見方を促す。8月2日、トランプ氏がホルムズ海峡再開協議を発表した際、ブレント原油は一時9%下落した。
だが、その動きは早期に反転。トランプ氏は湾岸諸国とイランから攻撃延期の要請があったと発言。イランのファルス通信はそれを否定した。
原油価格は再び98ドル近辺に戻った。戦争は6か月目に入る。トランプ氏は未だ方針を打ち出していない。ウォラー理事の投票も8月インフレ次第。ビットコインは8万ドル超えが2つの「不確実性」に支えられる。
したがって、再度の攻撃やインフレ加速があれば、BTCは木曜日の安値7万6963ドルまで下押しする可能性が高い。
jp.beincrypto.com でLockridge Okothによるオリジナル記事 ビットコイン8万1000ドル突破 トランプ氏がイラン戦争終結を検討 を読む