ストラテジー(旧マイクロストラテジー)は先週、ビットコイン(BTC)をわずか334BTC、総額2870万ドル分取得した。同週には自社の優先株買い戻しに1億7630万ドルを投じており、ビットコイン購入の約6倍に上る。
米証券取引委員会(SEC)への月曜日の提出書類によると、この取得により保有残高はぴったり84万8000BTCとなった。これで3週連続の買い増しとなるが、前週の1665BTCの5分の1にとどまる。
ストラテジーはなぜビットコインではなく自社株買い戻しを進めているのか
提出書類によれば、ストラテジーはストレッチ(STRC)優先株を約177万株買い戻した。この優先株は投資家に年率12%の配当を支払うもの。
買い戻し資金の多くは、同社が一般用途で保有する「USDキャッシュ」から拠出された。ストラテジーは自社株買い戻しに1億5410万ドル、ビットコイン用には1300万ドルのみを引き出した。
ビットコイン取得に充てた残りの1570万ドルは、MSTR普通株92,894株の新規発行による売却益から拠出した。
ストラテジーは先週、STRCの12%配当利回りを、株価が100ドルの発行価格付近で安定的に推移するまで維持すると発表した。
一方、金の支持者であるピーター・シフ氏は週末、ストラテジーはSTRCによる新規資金調達ができなくなったため、ビットコイン購入力を失ったと主張した。
[画像キャプション:ストラテジーの週間ビットコイン購入とSTRC買い戻しの比較]
ストラテジー、第3四半期にビットコインで209億ドルの利益計上
同じ提出書類によれば、ストラテジーは第3四半期、ビットコインで209億1000万ドルの利益を計上したとみられる。
6月末時点ではビットコインの時価は取得額を下回っていたが、その後の値上がりを受け、ストラテジーは従来の損失に関連する税務資産412億ドルを取り消すことができた。
現在のビットコイン価格は約8万5377ドルで、保有資産評価額はおよそ724億ドル。ストラテジーの総取得額は639億7000万ドル、1BTCあたり7万5441ドルとなる。
同社はまた、配当や利払い用のUSDリザーブとして48億8000万ドル、手許資金(USDキャッシュ)として8億3340万ドルも保有する。
株主は10月28日に、4種類の優先株すべてに毎日配当を支払う計画について投票する。最近はストラテジーの資金が新規ビットコイン購入よりも、これらの優先株に多く投じられている状況である。
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