暗号資産で最も危険なクリックとは グーグル検索上位に潜む罠と対策

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暗号資産で最も危険なクリックとは グーグル検索上位に潜む罠と対策

Gnosis共同創業者のマルティン・ケッペルマン氏は、「gnosis safe」で検索した際に表示されるGoogleの最上位結果が、Google広告を使った詐欺であると指摘した。このスポンサーリンクは、60兆ドル超を保有するマルチシグウォレット「Safe」の精巧な偽サイトへ利用者を誘導するもの。

セルフカストディ型ウォレットは本来、中間業者を排除するためのもの。しかし、多くの利用者はいまだに検索エンジン経由でウォレットにアクセスしており、上位表示枠は入札によって決まる仕組み。

Google広告詐欺はSafe利用者をどう騙すのか

ケッペルマン氏はSafeを開発したGnosisに携わり、Safeをスピンアウトさせたチームに在籍していた。同氏はXで本件を警告した。

I hate this so much. The top Google result (an ad) leads to a well-made scam version of @safe . Given how often legitimate crypto projects get suspended from ad programs, fkn @Google still happily sells its top spot to scammers after all these years. pic.twitter.com/VzwM5zn25v

— koeppelmann (@koeppelmann) October 11, 2026

同氏が投稿したスクリーンショットでは、広告がSafe.globalと表示され、リンクはgoogle.comと記載。しかし、実際にクリックするとwallet-safe.globalという偽装ドメインに遷移する構造。

偽サイトは、実際のSafe Walletアプリをほぼ完全に模倣し、最新のプロダクトバナーに至るまで精巧にコピーされている。

特に、広告はSafeが2022年にリブランディングで廃止した「gnosis safe」をまだ検索している利用者を標的にしている。

来訪者がウォレットを接続し署名すると、詐欺サイトは承認リクエストを送り、口座を空にすることが可能となる。このため、偽サイトはわずか1回の不注意なクリックだけで被害をもたらす。

同氏の見解では、Googleは正規の暗号資産プロジェクトを広告プログラムから度々排除している。それでも、同社は詐欺業者に最上位広告枠を販売し続けていると問題視した。

なぜ最上位のスポンサーリンクが最も危険なのか

このGoogle広告詐欺は初めてではない。8月、「Trezor wallet」のトップスポンサーリンクとして偽Trezorページが表示され、リンク先アドレスには約24ビットコインが送金された。

5月にも、オンチェーン調査員によると、偽Uniswapサイトで複数ウォレットから約40万ドルが流出した。

また、DeFiLlamaも最近、偽App Storeクローンで実際のウォレットを流出させる事例が発生。同チームはAppleに詐欺アプリの削除を促すため、あえて流出実験を行った。

いくつかの基本対策を守ることで、利用者はこうした罠を回避できる。

ウォレット、取引所、DeFiアプリを検索する際、「スポンサー」ラベルのついた結果は避ける。Googleはこうした広告を通常検索結果より上位に表示する。 公式アドレスを一度ブックマークし、以降は必ずそのブックマークのみを利用する。 接続前にドメイン名を一文字ずつ確認する。詐欺業者は大文字の「I」の代わりに小文字の「l」など、類似文字を使用する手口が多い。 公式Xアカウントや公式ドキュメントでリンクを必ず照合する。 想定外の署名やトークン承認リクエストは警告と認識する。

一方、すべてのURLを利用者が自ら確認する責任が依然として課せられている。広告プラットフォームが審査を強化するまでは、公式アドレスをブックマークして利用するのが、Google広告詐欺への最も単純な防衛策となる。

jp.beincrypto.com でPhil Haunhorstによるオリジナル記事 暗号資産で最も危険なクリックとは グーグル検索上位に潜む罠と対策 を読む