テスラの空飛ぶ車は安全か マスク氏「必ずしも安全重視でない」

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テスラの空飛ぶ車は安全か マスク氏「必ずしも安全重視でない」

イーロン・マスク氏は木曜日、テキサス州スペースXのマクレガー試験場で空飛ぶテスラ・ロードスターを披露した。「やはり未来には空飛ぶ車が存在した」とテスラのマスクCEOはXに投稿した。

ただし飛行システムは招待制のロケットバージョン限定となる。飛ばないスラストモデルでさえ、テスラが価格を提示する前に25万ドルの前払いが必要。

空飛ぶテスラ・ロードスターは実際に何ができるのか

テスラのライブ配信では、ファン吸引システムが車を逆さまに保持した。スペースXから転用したスラスターによって、車は空中で回転し着地した。

Turns out the future does have flying cars pic.twitter.com/6fexPp6SXI

— Elon Musk (@elonmusk) October 16, 2026

2基のタンクには合計約250キログラムの空気が保管され、これを10個のノズルで使用するという。マスク氏は、タンク内の空気は車が自動で補給するため特別な推進剤は不要と説明した。

さらにマスク氏は、車は時速230マイル超で走行可能と語った。0-60マイル加速もライブテストで0.81秒を記録した。

一方でマスク氏は、テスラ・ロードスターは「必ずしも安全性に最適化された車ではない」と認めた。また全ての法域で合法とは限らない可能性にも言及した。

ロードスターの外観も航空機から着想を得ている。テスラはSR-71偵察機とF-35戦闘機のデザイン要素を取り入れたと説明した。

Our design language has evolved since the last reveal: from S3XY to Cybertruck, Cybercab & Optimus

Roadster is inspired by the SR-71 & F-35 pic.twitter.com/CV7trDTS66

— Tesla (@Tesla) October 16, 2026

価格未定の車に25万ドルを払う理由

ベースのテスラ・ロードスターの予約には、まず全額返金可能な5000ドルのデポジットが必要。その後、10日以内に4万5000ドルの支払いが求められ、支払いが無ければ予約はキャンセルされる。

加速用スラスターを追加するものの飛行システムは搭載しないスラストモデルの場合、2回目の支払いは24万5000ドルとなる。テスラはスラストモデルの注文を1人1台に制限しており、数量限定としている。

ただし、いずれのモデルも販売価格はまだ正式に発表されていない。マスク氏によれば生産開始は2028年で、当初の2020年納入目標から8年遅れとなる見通し。

テスラ・ロードスター発表時のTesla(TSLA)株価Tesla(TSLA)株価 出典:TradingView

イベント前から投資家は、この発表が株価急落を再度招くか疑問視していた。マスク氏はデモ直前にテスラとスペースXの統合示唆も発していた。

ただし、テスラ・ロードスターはテスラ全体の企業価値の中心からは程遠い存在である。ウェドブッシュのダン・アイブスアナリストは、2027年のテスラの「黄金期」はロボタクシーやオプティマスロボットが牽引すると分析する。

注目すべきは、マスク氏がロードスターをテスラが今後生産する唯一の手動運転車だと述べた点だ。第3四半期納車実績の計画上振れ後も、今後投資家の注目は10月21日の決算発表に集まる見通し。そこで自動運転技術の進捗次第では、テスラは自動車メーカーとして評価されるかAI企業として評価されるかが分かれる。

jp.beincrypto.com でPhil Haunhorstによるオリジナル記事 テスラの空飛ぶ車は安全か マスク氏「必ずしも安全重視でない」 を読む