チャートのブレイクダウンはよくあることだが、新たな競争上の脅威とぶつかった場合、市場は黙っていない。まさに今ファースト・ソーラー(NASDAQ: FSLR )が直面している状況はそれである。ちょうどテスラ(NASDAQ: TSLA )がその太陽エネルギーに関する野望をより明確なものへと変え始めている時に、デッド・クロスを点滅させているのだ。
チャート上の崩れそのものは、きわめて明白かつ決定的なものです。
ベンジンガプロで作成したチャート
ファースト・ソーラーはデッド・クロスを引き起こしている。50日移動平均線が長期の200日移動平均線を下回ったのだ。これはトレンドが反転した時によく見られる古典的な弱気シグナルである。株価はすでに12月22日の直近のピークから33%以上下落しているが、最新の状況はもはや単なる小さな戻りではないことを示唆している。
下落トレンドは非常に明確だ。
価格は主要な移動平均線を下回り、株価回復は売り込まれており、RSI(相対力指数)が39で弱含み、MACD(移動平均収束拡散)指標はマイナス圏にとどまっており、最近の小幅な反発でさえトレンドの反転というよりは、むしろ一時的な足踏みように見える。要するにトレンドは完全に転換し、今は強気派(買い方)にとって不利に働いている。
テスラの参入
そのテクニカルな弱点は不利なタイミングで表面化している。
テスラは中国のサプライヤーから設備を調達するなど、太陽光製造設備に29億ドルを投じると報じられている。この動きは国内生産の野望を加速させる可能性がある。ジェフリーズ証券をはじめとするアナリストは明らかな含意を読み取っている。つまり、もしテスラがこれを成功させれば、同社は単に太陽エネルギー部門に参入するだけではなく、米国の公益事業規模の市場に直接競合することになるのだ。
それは歴史的に見て、ファースト・ソーラーの本来の分野であった。
市場というものは、将来の脅威を早い段階で織り込む傾向がある。
割安株かバリュー・トラップ(割安の罠)か
ここで話はややこしくなる。
表面上、ファースト・ソーラーはまだ魅力的に見える。ベンジンガプロのデータによると、同社は2026年までに45X条項の20億ドル以上の税額控除を獲得する見込みで、利益率は維持されている。さらに株価は11.4倍の先行PERで取引されており、これはクリーンテック市場全体に比べて割安である。
だがチャートは別のストーリーを示している。
デッド・クロスは必ずしも下落を保証するわけではないが、多くの場合も市場がこれ以上(好転を)待つ意思がないことの反映である。これに信憑性のある新たな競合他社のストーリーが加わり、状況は「割安で無視されている」から「割安であるには理由がある」へと変わっている。
今のファースト・ソーラーは居心地の悪い交差点にいる。すなわち、強いファンダメンタルズが弱まる価格アクションに出会い、テスラの次の一手が自社の一手よりも重要になるという状況だ。
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