銅が史上最高値で取引終了 資産価値下落懸念で金属・暗号資産も上昇

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銅が史上最高値で取引終了 資産価値下落懸念で金属・暗号資産も上昇

コメックスの銅先物は火曜日に1ポンドあたり6.71ドルで取引を終え、過去最高値を記録した。通貨の価値低下への警戒感が、金属と暗号資産を同時に押し上げている。

この取引は、米国の債務管理への懸念から、投資家が希少資産に資金を移す動き。金、銀、ビットコイン(BTC)はいずれも同じ不安感から上昇している。

銅、金、銀の日足チャート。通貨価値低下(デベースメント)取引のラリーを示す銅(XCU)、金(XAU)、銀(XAG)の日足チャート 出典: TradingView

米財務省の国債買戻しで通貨価値低下取引が再燃

9月限の銅先物は1.6%高の6.71ドルで取引を終了した(Trading Economics調べ)。市場データ企業Barchartは、同契約が史上最高値での引けとなる可能性があるとセッション中に指摘していた。

JUST IN 🚨: Copper on track for its highest closing price in history 📈 📈 pic.twitter.com/Yak7949nnv

— Barchart (@Barchart) August 25, 2026

今回の上昇には供給逼迫も影響した。ロンドン金属取引所の在庫が7月下旬から14%減少し、21万4,550トンとなったとの報道もある。チリの生産予想は2四半期連続で引き下げられ、インドネシア・グレシック大製錬所の操業停止も市場を一段と引き締めた。

これらの供給不足が、8月初旬の銅の過去最高値更新を促した。その後はマクロ経済要因が主導役となっている。

米財務省は先週、国債買戻しの上限を20億ドルから少なくとも40億ドルへと倍増させた。批判的な見方として、この拡大された買戻しプログラムは、実質的な金融緩和であり、通貨に圧力をかけるものと受け止められている。

ドル指数は、過去4週間で3回下落し、3カ月ぶりの安値圏で推移。金価格は1オンス4,666ドル付近で取引され、1999年以来となる月間パフォーマンスとなっている。金は5週連続で上昇し、先週だけで5%超上昇した。銀は69ドル近辺で推移。

ドイツ銀行アナリストのマイケル・スエ氏は、金価格について4,800ドルへの上昇余地があるとしており、3カ月ぶり高値更新につながる可能性を示している。

「政府の財政状況はいま転換点にある」とブリッジウォーター・アソシエイツ創業者レイ・ダリオ氏は指摘した。

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ビットコインも同じ波に乗り8万ドル目指す

ビットコインも金属と歩調を合わせる動き。BeInCryptoマーケットデータによれば、BTCは7万8,900ドル近辺で推移し、24時間で約0.23%上昇した。

ビットコイン価格の推移ビットコイン価格の推移 出典: BeInCrypto

最大の暗号資産は火曜日に一時8万1,000ドル台を付け、5月以来の高値となった。先週の22%上昇は、数年ぶりの3日間での最大値上げとなった。

財務省の発表は弱気筋の意表も突いた。CoinGlassのデータでは、ブレイクアウト時に40億ドル超のショートポジションが清算された。

資産運用会社21Sharesのマクロ責任者スティーブン・コルトマン氏は、買戻しの規模よりもメッセージ性が重要だったとCNBCに語った。

「そのシグナリング効果は非常に強力だった」

つまり、1つの政策判断が3市場の上昇に連動。銅は供給逼迫、金は中央銀行の信認不安、ビットコインはショートカバーが加わるかたちとなった。

今後の上昇継続は、ドルの動向によって左右される可能性がある。今後予定されている財務省の国債買戻しが、ドルへの圧力を強めるか、弱まるかが注目点。

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