アップルは、同社のヘッドフォン・オーディオブランドであるBeats by Dreを通じ、ポケモン仕様のスピーカーを予告した。6秒の動画は両社のロゴで終わり、ピカチュウをモチーフにしたBeats Pillの登場を示唆した。ポケモン公式アカウントはXで目の絵文字で反応した。
この予告は、ピカチュウがアップル本社を訪問してから約6週間後のこと。なお、Beatsは価格や発売日、キャラクター名さえ公表していない。任天堂が共同出資するポケモン社は、世界中でフランチャイズのブランド提携を管理している。
アップル・ポケモンスピーカーの予告がピカチュウを示唆する理由
Time to catch something new. pic.twitter.com/Rt0IfTKENC
— Beats by Dre (@beatsbydre) October 12, 2026
映像には、黒い楕円形のスピーカーの周りで黄色い稲妻と紫色のエネルギー波が走る様子が映る。黄色い稲妻は、電気タイプのマスコットであるピカチュウを連想させる。ただしBeatsはキャラクター名には一切言及していない。「Time to catch something new」とのキャプションは、フランチャイズの有名な決め台詞を踏襲したもの。
ポケモン社の絵文字での返信は、同社がこの発表に関わっていることを示す。
👀
— Pokémon (@Pokemon) October 12, 2026
一方、X上のポケモン関連ニュースアカウントは、「Beats Pill」と表記された黄色いピカチュウの箱の画像を投稿した。ただし、両社とも最終デザインを正式には認めていない。
アップルのポケモンスピーカーは、同社が最近再投入した製品の流れに位置づけられる。アップルは2024年、かつて生産を終了したPillを2年ぶりに復活させた。
ピカチュウは常に「儲かる場所」に現れる
今回の提携は、既に8月にファンの間で憶測を呼んだ出来事に続くもの。その際は、ピカチュウがポケモン社の石原恒和CEOと共にApple Parkを訪問した。その数日後、ジョン・ターナス氏がティム・クック氏に代わりアップルCEOに就任した。
アップルは2014年にBeatsを買収し、ブランドはしばしばコラボモデルで既存ハードを刷新してきた。2026年初めにはナイキやK-POP歌手ジェニーとの特別モデルも発売した。ポケモンスピーカーは、同様の戦略をゲームファン層にも拡大する。
一方、ポケモンは文化現象であると同時に、経済現象にもなっている。カードトラック100指数によれば、希少な評価済みカードは2021年9月以降約150%上昇した。
その結果、ポケモンカードはビットコイン、金、S&P500をこの期間で上回った。
コインベースは、ユーザーが実物カードと交換できるデジタルのポケモンカードパックの投入も予告している。
いまやポケモンのブランドはカード相場やポリマーケットの予測市場、テック業界にも波及する。アップルのポケモンスピーカーが、ブランド力を家電市場にも波及させるか注目される。
jp.beincrypto.com でPhil Haunhorstによるオリジナル記事 アップル、ポケモンコラボのピカチュウスピーカー示唆 を読む