スペースX、10年以内に100兆ドル企業となる可能性についてマスク氏見解

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スペースX、10年以内に100兆ドル企業となる可能性についてマスク氏見解

イーロン・マスク氏は、スペースXの時価総額が今後10年以内に100兆ドルを超える可能性が高いとの見方を示した。同氏が10月15日にXへ投稿した唯一の留保は、大規模な世界大戦の発生である。この100兆ドルという水準は、10月14日の終値での同社時価総額2兆700億ドルの約48倍に相当する。

マスク氏は、バロン・キャピタル創業者ロン・バロン氏が最大50兆ドルに達するとの予測を示した映像に対し、この見通しを返信した。昨年末時点では、同氏はスペースXの100兆ドル達成を「可能性はある」とだけ表現していた。

Unless there is a major world war, SpaceX probably gets to >0T in <10 years

— Elon Musk (@elonmusk) October 15, 2026

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ロン・バロン氏の50兆ドル予測、スターリンクと軌道上データセンターが鍵

バロン氏はコロンビア・ビジネススクールでのインタビューでこの予測を示した。

「私は1株あたり数千ドルになると考えている。企業価値は20兆ドル、30兆ドル、50兆ドルにも達するとみている。イーロン氏は私の見立ては大きく控えめだと言っている。現状は2兆ドルだ」と同氏は語った。

バロン氏は、スターリンクの時価総額が今後10年以内に14兆~15兆ドルへ成長すると見込んでおり、いまはその成長のごく初期段階にあると指摘する。

同氏はまた、宇宙空間を拠点とするデータセンター事業がスターリンクを数倍上回る規模になり得るとも述べた。

スペースXの株価変動は100兆ドルの野望を支えられるか

スペースXの株価は、同社が過去最大規模で新規上場を果たしてから4カ月間で大きく上下した。この上場で、マスク氏は一時的に世界初の1兆ドル長者となった。

株価は上場後数日で225.64ドルまで急騰したが、その後下落に転じ、マスク氏の資産総額も1兆ドルを再び割り込んだ。以降、同氏の保有資産はこの水準を前後している。10月13日には再び1兆ドルを下回ったとフォーブスが伝えている。

スペースX株価の推移。 出典: Google FinanceスペースX株価の推移。 出典: Google Finance

一方で、同社の財務ではスターリンクのみが直近四半期で営業黒字となった。AI部門は同期間にインフラへの投資を158億ドルに達したとされる。こうした設備投資の資金調達のため、スペースXはNvidiaチップ向け新たな負債として400億ドルの調達を目指しているという。

スペースXのクレジット・デフォルト・スワップ(借り手の債務不履行に備える保険)はこうした報道後に急騰した。FTによれば、5年物契約は194ベーシスポイントに上昇し、6月時点の110から大きく拡大したという。

この水準では、スペースXの負債100万ドルを保証するコストは年間約1万9400ドルとなる。それでも、同社の格付けは依然としてBBB(投資適格)を維持している。

さらに、スペースX自体のIPO資料では、バロン氏が主張する軌道上データセンター事業の見通しに慎重な姿勢がみられる。

「軌道上AIコンピュートや、宇宙・月面・惑星間の工業化に向けた取り組みは、まだ初期段階にあり極めて技術的な複雑さと未証明の技術を伴う。事業として成立する保証はない」と同社の資料は記載している。

スペースXが100兆ドルの企業価値を正当化できるかどうかは、こうした計画を持続的な収益へ転換できるかにかかる。またインフラ投資の増加も管理しなければならない。今後のスターシップ打ち上げや第3四半期決算が次なる手がかりとなる可能性がある。

リーダーや記者による専門解説はYouTubeチャンネルで

https://youtu.be/oF1yRVmNudA

jp.beincrypto.com でKamina Bashirによるオリジナル記事 スペースX、10年以内に100兆ドル企業となる可能性についてマスク氏見解 を読む