アストラゼネカ株7%上昇 ワクチン関連か

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アストラゼネカ株7%上昇 ワクチン関連か

世界で最も知られるCOVID-19ワクチンの1つを手がけたアストラゼネカをご記憶だろうか。同社株が再び脚光を浴びている。

同社株価は金曜日に約7%急騰した。製薬大手が予想を上回る決算と大規模なコスト削減計画を発表したことが要因。

投資家は、がん治療薬が今後、後発薬による収益減を補うとみて自信を深めている。

アストラゼネカ決算が投資家を沸かせた理由

第3四半期の売上高は7%増の162億1000万ドルとなり、市場予想を上回った。コア1株利益は2.79ドルで、予想の2.59ドルを上回った。

主力はがん治療薬による増収。腫瘍分野の売上高は17%増、エンハーツは35%増、イムフィンジは26%増となった(決算報告書)。

アストラゼネカ第3四半期決算の売上高・EPSまとめアストラゼネカ第3四半期決算の売上高・EPSまとめ表 出典: AstraZeneca

一方で警戒感もある。主力の糖尿病・心疾患薬ファーシガは後発薬との競争激化で売上高が25%減少。乳がん薬エトカマの治験は主要目標に届かず、肺がん薬の研究は中止された。

アストラゼネカは今後、主に研究開発費として年間15億ドルのコスト削減を計画。だが構造改革の初期費用は最大20億ドルに及ぶ可能性がある。

AstraZeneca $AZN is launching a restructuring plan expected to generate https://twitter.com/wallstengine/status/2116092568316633395.5B in annual savings, with up to B in one-time costs over the next three years.

The company plans to reinvest those savings into its drug pipeline, which currently includes more than 180 projects.

The… pic.twitter.com/MH1KOFuN20

— Wall St Engine (@wallstengine) October 30, 2026

アストラゼネカがAIに賭ける理由

同社はAIの活用により、有望な薬剤ターゲットの発見や、コストのかかる臨床研究の効率化を目指す。

すでにモデラAI社を買収し、肝疾患と心臓病治療の開発に向けてinsitro社と提携した。

AI資格を持つ従業員は1万7000人超にのぼり、約1000件のAIパイロットプロジェクトを進行中。それでも財務的な成果はなお不透明。

「複数の大型新薬候補が開発末期にあり、変革的な技術も急速に拡大している。われわれは2030年の目標達成に向け順調に進んでいる」——パスカル・ソリオ最高経営責任者

2030年までに年間売上高を800億ドルに引き上げる計画。

アストラゼネカ株はどこまで上がるか

金曜日の終値はこれまでの131.34ポンドのレジスタンスを上抜けた。

次のテクニカル目標は145.38ポンド、その後は2月高値の157.30ポンドが視野。

平均を上回る取引高で上昇を支えており、ブレイクアウトを裏付けた。ただし、RSIが70を超えており、モメンタムの過熱感も出ている。131.34ポンドを下回れば強気姿勢は後退する。

来年の薬剤治験が、この楽観論を試すことになる。

アストラゼネカ(AZN)第3四半期決算発表後の日足チャートアストラゼネカ(AZN)日足チャート 出典: TradingView

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