AI支出は過大か、世界経済が小さすぎるか イーロン氏の見解

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AI支出は過大か、世界経済が小さすぎるか イーロン氏の見解

テスラとSpaceXのイーロン・マスクCEOは、地球全体の経済規模は恒星が動力源となる「K2経済」の1兆分の1にも満たないと述べた。マスク氏は、AIインフラ投資とアメリカの過去最大のインフラブームを比較したチャートを再投稿した際に、この発言を行った。

このチャートは2032年までのAI投資予測を、これまでの各時代の実際のインフラ支出と比較したものだ。試算によれば、AI投資額は鉄道、高速道路、通信インフラを上回る見通し。しかし、マスク氏はさらに大きな基準を指摘した。

AIインフラ投資、過去のあらゆるブームを上回る見通し

あるベンチャー投資家が「Epic(壮大)」の一言とともに、このチャートをXに投稿した。チャートは、米国のインフラ投資のGDP比推移を示している。

An Earth economy is less than a trillionth the size of a K2 economy https://t.co/CiVPMCuGf3

— Elon Musk (@elonmusk) September 24, 2026

チャートによれば、AI投資は2025年から2032年のGDP比で平均3.63%となる見通し。これに対し、鉄道は1870年から1890年で2.24%。高速道路は1.13%、通信および光ファイバーはドットコム時代に1.1%だった。一方、運河や電化はそれぞれ0.66%、0.5%にとどまる。

データの出典はコロンビア・ビジネススクールの不動産教授、スタイン・ヴァン・ニューウェルバーグ氏とされる。同氏の研究では、データセンターや電力、IT機器全体のAI関連インフラ構築規模をおよそ8兆2000億ドルと見積もっている。

同氏はまた、熱狂が冷めれば年金基金やその他貸し手にも損失が波及する可能性を警告。懐疑派はビッグテックによる循環的な資金調達にも言及している。さらに、著名投資家のレイ・ダリオ氏もAIバブルの流動性リスクに警鐘を鳴らしている。

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マスク氏が経済規模を恒星単位で測る理由

「K2」はカーダシェフ・スケールを指す。これは文明をエネルギー消費量で分類する指標。タイプII文明は、恒星が生み出すほぼ全てのエネルギーを活用できる段階を意味する。

マスク氏は以前からこの主張を繰り返してきた。SpaceXは地球全体より高い価値になり得ると述べ、太陽エネルギーの利用拡大に言及。宇宙産業が今後は現在の経済を大きく上回るとする見方を示している。

より差し迫った計画では、6月にムーンや火星の工場による「クアドリリオネア(1京ドル長者)」への道筋を示した。ただし、こうした拠点でも太陽エネルギーの全量には遠く及ばないとしている。

現時点で投資家に突き付けられる課題は、AIインフラ投資が鉄道時代を超える規模になった時、そのリターンを正当化できるかどうかという点である。

jp.beincrypto.com でPhil Haunhorstによるオリジナル記事 AI支出は過大か、世界経済が小さすぎるか イーロン氏の見解 を読む