暗号資産からAI株売却へ コアウィーブ急落の背景

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暗号資産からAI株売却へ コアウィーブ急落の背景

CoreWeave(CRWV)株は10月に3割以上下落した。AI(人工知能)データセンター向けに約520億ドルの負債を抱えたことに、投資家が慎重な姿勢を示している。一方、先の四半期の収益は2倍以上となった。

エヌビディアが支援する同社は、当初AI事業からスタートしたわけではない。2017年に「アトランティック・クリプト」として設立し、グラフィックス処理ユニット(GPU)を用いたイーサリアム(ETH)のマイニングを行っていた。2019年にコアウィーブと社名を変更し、コンピューティングパワーの貸し出し事業に転換した。

なぜ債券投資家は収益拡大でも離れているのか

コアウィーブは第2四半期に約25億ドルの売上高を計上し、前年同期比112%増となった。しかし、資金調達コストは大幅に上昇している。同社の無担保債の利回りはおよそ15%に達した。

同時に、デフォルトリスクに備えるクレジット・デフォルト・スワップのスプレッドは11%を超えた。

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エヌビディアのジェンスン・フアンCEOは先週、コアウィーブが同社による支援を必要としていないと述べ、調達コストの問題に直接言及した。

「同社の資本コストは実際には低下している」

同氏は10月15日に発言した。前日にはコアウィーブ株が15%下落し、2月以来最大の下げ幅となった。

コアウィーブがリファイナンスできなければAI関連株はどうなるのか

エヌビディアは3つの面で密接に関与している。同社にチップを供給し、コアウィーブ株の約9%を保有し、他の顧客が購入しない場合は最大63億ドル分の設備を買い取る契約も結んでいる。

CRWV株価は直近1カ月で約40%下落 出典: Trading ViewCRWV株価は直近1カ月で約40%下落 出典: Trading View

暗号資産との関係も依然として残っている。コアウィーブはビットコインマイナーであるコア・サイエンティフィック(CORZ)から施設を借りている。同社はAIホスティング事業への転換を進めているが、2025年10月にはコアウィーブによる90億ドル規模の買収案を株主が否決した。

ネオクラウズと呼ばれる、エヌビディア製チップを活用したGPUレンタル各社の経営も揺らいでいる。ネビウス、IRENはコアウィーブ同様、今月30%以上下落している(CNBC調べ)。

仮にコアウィーブのリファイナンスが不調に終われば、マイナーなどAIに転換しつつある債務依存型GPU展開の借入コスト全体に波及する可能性がある。

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