ビットワイズ・アセット・マネジメントは2026年前半に新規資金として18億ドル超を集めたと、ハンター・ホースリーCEOが日曜日に明らかにした。暗号資産価格はこの期間を通じて下落傾向だった。
トム・リー氏はこの結果を卓越していると評価した。ただし、資金流入は価格の上昇を追いかけたものではない。ビットワイズが扱う主要な4分野のうち、3つは投資家に利回りを支払う仕組みである。
リー氏が「卓越」と評した理由
ホースリーCEOは日曜日にこの数値を公表した。純流入額は、預け入れた新規資金から引き出された資金を差し引いて算出する。
「今年上半期、弱気相場の中でも投資家はビットワイズ商品に18億ドル超の新規資金(純流入)を預け入れた」とビットワイズの幹部は投稿した。
ファンドストラット・グローバル・アドバイザーズ共同創業者兼リサーチ責任者のトム・リー氏は、弱気相場にもかかわらず大幅な成長を見せたビットワイズのチームを称賛した。
Outstanding results @HHorsley and @Bitwise team
— Thomas (Tom) Lee (not drummer) FundstratDirect.com (@fundstrat) August 23, 2026
Growing sharply thru crypto winter https://t.co/GtodnF3Fdk
リー氏は低迷期も強気な姿勢を維持している。同氏は今週、17銘柄の暗号資産関連株をランキングした。ビットコイン(BTC)は日曜日におよそ7万7403ドルでほぼ横ばいで推移した。
流入資金は何に使われたか
ホースリーCEOは、4部門それぞれが1億ドル超を集めたと述べた。内訳は以下の通り。
ETF・ETP(上場投資信託・商品) 私募戦略商品 ステーキング ヴォールト(Vault)このうち3つは利回りを投資家に還元している。ビットワイズが公表した数値が利回りの実態を示している。
ヴォールトは1月にオンチェーンレンダーのMorphoと共同で開始。ステーブルコインで年6%程度を目指す。トークン化されたクリプト・キャリーファンドは5月下旬時点で2億5900万ドルを運用し、年利4%だった。
キャリーという仕組みは複雑そうだが実は単純で、ファンドは暗号資産を買い、同時に先物を売却し、その価格差を獲得する。
最速で資金を集めたのはステーキングファンドだった。ビットワイズのソラナ・ステーキングファンドは、昨年11月の上場からわずか18日で5億ドルを突破した。競合他社もイーサリアム利回りをETP化する動きに追随している。
価格連動型ファンドは縮小
一方、ビットワイズの商品で利回りがつかないものも存在する。Bitwise 10 Crypto Index ETF(BITW)は主要トークンのバスケットを保有。ビットコインとイーサリアムでその約91%を占める。
有価証券報告書が現状を物語る。純資産総額は12月31日には10億3000万ドルだったが、3月31日には6億7800万ドルまで減少。3か月で34%消失した。
この要因は2つ。1株あたりの価格が24%下落し、さらに投資家が225万口を解約。これが全体の13%に相当する。
コスト要因は影響しなかった。ビットワイズは12月にNYSE Arcaへの上場を機に手数料を2.50%から0.75%へ引き下げていた。同じファンドは2024年に94.8%のリターンを記録している。
従業員にも影響が及んだ。8月12日にはビットワイズの人員削減が実施され、従業員数は約180人から155人へ減少した。
純流入は預入額であり、運用益ではない。ビットワイズ内部では、投資家は利回り型商品に資金を移し、価格連動型ファンドからは離れた。
jp.beincrypto.com でLockridge Okothによるオリジナル記事 Bitwise、弱気相場下で18億ドル調達 トム・リー氏注目 を読む