ベッセント氏がイエレン財務長官の資金供給策を再現ならBTC22万4000ドル

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ベッセント氏がイエレン財務長官の資金供給策を再現ならBTC22万4000ドル

アーサー・ヘイズ氏は、スコット・ベセント米財務長官が前任のジャネット・イエレン元財務長官と同じ資金供給策を運用していると主張する。このパターンが続けば、理論上ビットコインは6桁へ到達する計算になる。

ベセント氏の財務省は今月、長期債の買い戻し規模をすでに倍増させている。ヘイズ氏は、この政策がイエレン氏の下で2023年から2024年のビットコイン上昇を後押しした流動性供給策と類似していると述べる。

ヘイズ氏がベセント・イエレン路線を指摘する理由

ヘイズ氏は、BitMEX共同創業者でMaelstrom最高投資責任者(CIO)を務める。最近のインタビューでも同様の見解を示した。同氏は、ベセント氏が2023年のイエレン氏と同じ課題に直面していると主張。政権の歳出が止まらず、財務長官は伝統的に10年債利回りを5%未満で抑える必要が生じる。

イエレン氏の対応は短期国債の発行重視への転換だった。この措置によりFRBのリバースレポ制度は2兆5000億ドルから約1000億ドルまで減少。この減少は2023年半ばから2025年1月のベセント氏就任まで続いた。この資金は銀行準備金、さらにヘイズ氏によれば2023年から2024年のビットコイン上昇にも流入した。

2023年初頭のビットコイン価格推移:約1万6000ドルから2024年末に10万ドルを突破までの推移 出典: CoinGecko2023年初頭のビットコイン価格推移:約1万6000ドルから2024年末に10万ドルを突破までの推移 出典: CoinGecko

同様の動きがすでに進行中である。財務省は今月、長期債の買い戻し額を1回あたり20億ドルから40億ドルに倍増。さらに、約9500億ドルの一般会計口座(TGA)から資金を調達し、更なる大規模買い戻しを検討しているという。

この買い戻しによってビットコインは一時8万ドルに急伸したが、その後7万8800ドル近辺まで反落した。この動きは8月の債券買い戻し上昇時の巻き戻し展開と似たパターンである。

22万4000ドル説を裏付けるビットコインの計算

ヘイズ氏の2023年比較を単純適用すると具体的な目標値が導かれる。2023年半ば、イエレン氏の短期国債大量発行がリバースレポ残高を減らし始めた時、ビットコインは2万6000ドル近辺だった。その後、2024年3月にはETF承認や半減期を追い風に7万3750ドル付近まで上昇。この上げ幅は約2.84倍。

同じ倍率を現在のビットコイン価格(約7万8800ドル)に当てはめると、目標値は約22万4000ドルとなる。この数値はあくまでヘイズ氏の枠組みに基づく計算であり、同氏が明言したものではない。

ただし、この数字には留意点もある。2023年から2024年の上昇はリバースレポ残高の減少だけが要因ではない。2024年1月のビットコイン現物ETF承認、4月の半減期も同時期に重なった。これらは財務省の発行政策とは別に価格変動をもたらした。それでも資金供給策は依然としてビットコイン価格の重要な推進力となってきた。

シタデル・セキュリティーズは、ベセント氏の買い戻し戦略に反論している。同社は、この手法が金融抑圧へとつながり、ドル安とインフレを招く恐れがあると警告する。

ビットコインがこの計算値に近づくかどうかは、1点にかかっている。

ベセント氏の買い戻しが8月時点よりも安定して持続できるか。それとも、今月既に2度反落した債券市場の上昇のように失速するか。

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