9月の投資戦略 委員4人 全員が売却見送りの理由

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9月の投資戦略 委員4人 全員が売却見送りの理由

ウォール街の主要な証券会社は、9月入りと同時に守りを固めた。一方、CNBCのインベストメント・コミッティーは逆の動きを取った。4人の委員全員が、売却の予定がないと明言している。

株式は、今年これまでに27回の過去最高値で引けた後、9月を迎えた。一方、9月は年間で最も弱い月として知られる。

ウォール街が保険を買っている理由

スコット・ラブナー氏は、シタデル・セキュリティーズで株式および株式デリバティブ戦略を率いる。ゴールドマン・サックス出身。8月31日に発表したメモで、3点を指摘した。

決算シーズンは終了。

企業は8月末までに1兆1000億ドル超の自社株買いを承認した。これらの買いは9月12日から沈静化する。

個人投資家も様子見に転じる。

ラブナー氏のデータによれば、9月の下落局面での買いは年間で最も弱い。下落日における買い需要は通常の半分程度。

ヘッジは割安。

VIXは8月末に14.4で終了。2025年12月以来、2番目の低水準で引けた。

「強含みの時期には、エクスポージャーの一部を減らし、このイベントウィンドウに安価な保険を加えるべきだ」と、同氏は指摘した。

JPモルガンのトレーディングデスクも中立に転じた。ウェルズ・ファーゴは、AI関連の投資熱がピークを迎えたとの懸念から慎重姿勢に切り替えた。

両者とも数週間前までははるかに上昇傾向だった。JPモルガンがS&P予想を引き上げたのは、ヘッジ需要の消失を反映したものだった。

コミッティーが売却しない理由

ジョー・テラノバ氏(ヴァータス・インベストメント・パートナーズ)

今四半期、モメンタムは2桁下落し、一方でクオリティは1.5%上昇した。同氏はマーケットには着地地点があると判断し、現時点で弱気には転じない考え。

ステファニー・リンク氏(ハイタワー)

同氏は月のタイミングを図ろうとせず、下落局面ごとに積極的に既存ポジションを増やしている。バリュー株は今年、グロース株を14%上回っている。

ジェイソン・スナイプ氏(オデッセイ・キャピタル・アドバイザーズ)

同氏は長期投資家を自認し、短期の売買は行わない。調整局面でエクスポージャーを拡大する姿勢。

ジョシュ・ブラウン氏(リソルツ・ウェルス・マネジメント)

モメンタムは6月22日にピークを付け、その後13.7%下落。同氏はすでにローテーションが進行済みと主張。カレンダーを意識した売買は課税対象となる利益を生むだけだと指摘。

インベストメント・コミッティーは、9月に向けたポートフォリオ構築方針を解説 出典:CNBCインベストメント・コミッティーは、9月に向けたポートフォリオ構築方針を解説 出典:CNBC

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ただし、実際のパフォーマンスは評判ほど悪化していない。1950年以降、9月のS&P500の平均下落幅は0.6%にとどまる。同月は過去75回のうち34回で上昇している。

米経済も底堅い。7月の求人件数は730万件で推移したと、労働省が火曜日に発表した。

Job openings rose from 7.18m in June to 7.27m in July, but beneath the surface measures of labor churn ticked lower:

Quits rate 2% >> 1.9%
Hires rate 3.4% >> 3.2%
Layoffs rate 1.1% >> 1.0% pic.twitter.com/TO3qeBMJ15

— Liz Thomas (@LizThomasStrat) September 1, 2026

ビットコイン(BTC)も同様の試練に直面している。BTCは火曜日に7万7130ドル近辺で推移、過去24時間で2%超下落。どちらの市場も9月は悪い季節性の実績。

ビットコインの価格パフォーマンス 出典:BeInCryptoビットコインの価格パフォーマンス 出典:BeInCrypto

証券会社は保険料を支払い、コミッティーは買い場を待つ構図。

jp.beincrypto.com でLockridge Okothによるオリジナル記事 9月の投資戦略 委員4人 全員が売却見送りの理由 を読む