トランプ米大統領は、木曜日にウラジーミル・プーチン氏との電話会談を実施後、ロシアが米国および世界の買い手へロシア産ディーゼル480万トンを出荷することに同意したと発表した。ロシア自身によるディーゼル輸出禁止措置は10月31日まで継続される。
ディーゼルはトラックやトラクター、列車など、食料や物資の輸送を担う。全米平均価格は木曜日に1ガロンあたり6.28ドルとなり、AAAによれば1年前に比べて約71%高い。
トランプ米大統領発表のロシア産ディーゼル出荷量
トランプ米大統領はTruth Socialでスケジュールを公表した。ロシアは直ちに30万トン超を出荷し、11月に50万トン、さらにその後100万トンを送る計画。
I have just concluded a highly successful discussion with President Vladimir Putin, of Russia, wherein it was agreed that Russia will immediately supply over 300,000 Tons of Diesel Fuel to the American and Global Marketplace, another 500,000 Tons during the month of November, and… pic.twitter.com/1bED6Q3KV7
— Commentary Donald J. Trump Truth Social Posts On X (@TrumpTruthOnX) October 9, 2026
最大ロットである300万トンは、ロシアの製油所の状況次第とした。全体では480万トンで、約3600万バレルに相当。
直後に財務省が制裁措置対応に動いた。外国資産管理局(OFAC)は米国の対ロシア貿易規制の執行を担う。
「本日、トランプ米大統領の指示により、外国資産管理局(OFAC)は直ちに、ロシア産ディーゼルを世界市場へ供給するため一時的な一般免許を発行する」と米財務省が発表。
ロシア製油所が合意履行のカギとなる理由
モスクワは7月、ウクライナによる無人機攻撃で複数の大規模製油所が被害を受けた後、ディーゼル輸出の大半を停止。その後、禁止措置を10月まで延長した。
こうした制限前、ロシアは米国に次ぐ世界第2位のディーゼル輸出国だった。木曜日の電話会談について、クレムリン側からの発表は本稿執筆時点で確認できていない。
トランプ米大統領はまた、ホルムズ海峡の米国支配が今後の価格下落につながると述べた。月曜日、タンカー火災が発生したが、その直前に同氏は「同海峡の動向はもはやガソリン価格に影響しない」と発言した。
原油トレーダーの反応は迅速だった。トレーディングビューのデータによると、米国産原油は投稿数分以内に約1%下落。その後、半分ほど値を戻した。ブレント原油も同様の動き。
今週初め、先進7カ国(G7)は緊急備蓄から1億バレルを放出することで合意した。AAAのデータによれば、ディーゼル価格は過去1週間で既に9セントほど下落している。
今回の表明は、11月3日の中間選挙まで4週間を切るタイミングで出された。
jp.beincrypto.com でLockridge Okothによるオリジナル記事 トランプ氏「プーチン氏が480万トンのディーゼル供給」価格は下落するか を読む