S&P500指数の季節的ウィンドウが水曜日に開いた。1950年以降、同指数は10月中旬から年末にかけての約80%の年で上昇した。
しかし、米国のインフレ率上昇がその実績を初日から試す展開となった。同指数は直近の過去最高値更新後に0.75%下落した。
株式市場が10月中旬に転換点を迎える理由
キャプリオール・インベストメンツ創業者でBeInCrypto Market Intelligenceエキスパート評議会メンバーのチャールズ・エドワーズ氏が水曜日にこの日付に注目した。
「きょうは株式市場にとって年間で最も良い60日間の始まりだ」
BeInCryptoが日々の終値を基に算出した結果もこの主張を裏付ける。10月13日終値から年末までの期間で、S&P500は76年のうち61年で上昇した。
この期間の中央値は4.2%の上昇だった。一方、同じ期間長の任意の区間平均では約2%の上昇にとどまり、上昇した割合も66%にとどまった。
クリプトバンター司会者で同評議会メンバーのカイル・ドープス氏は、2026年と30年平均を比較。30年平均は10月中旬に底を付け、12月にかけて上昇する傾向を示している。
The S&P500 usually shows increased strength into end of year when comparing with the last 30 years. pic.twitter.com/Q3BXnHxPpI
— Kyledoops (@kyledoops) October 14, 2026
2026年の堅調推移は年末パターンを維持できるか
歴史的には強い年が有利。ウィンドウ開始時に指数が10%から20%上昇していた場合、25年中21年でさらに上昇して終了した。
上昇は特定の月に集中する。Forecaster.bizのデータによると、直近14年のうち11月は13回上昇したが、12月の平均上昇率は0.10%にとどまった。
一方でリスクも現実的だ。9月のインフレデータでは前年同月比3.7%の物価上昇となり予想を上回った。ガソリン価格は1か月で9.1%急騰したと米労働省統計局(BLS)が報告した。
連邦準備制度理事会(FRB)は9月に利上げを実施し、年内に追加利上げの可能性も出ている。2018年の中間選挙年では、FRBの利上げ下でこのウィンドウ期間に9.4%下落した。
それでも、4年続くブルランとFActSetが予想する第3四半期の29.2%増益見通しが季節要因を下支えしている。企業業績が5%の米国債利回りを上回れるかどうかが、今年も80%のパターンを維持できるかの分岐点となりそうだ。
jp.beincrypto.com でJakub Dziadkowiecによるオリジナル記事 S&P500が最強の季節性に突入 を読む