インターネットコンピューター(ICP)はネットワークに新規アドレスを呼び込んでいるが、価格は下落傾向が続いている。1日あたりの新規アドレス数は夏場から約45%増加した一方、ICP価格は過去1か月で8.29%下落。
保有者は相反する2つのシグナルをどう見るか模索している。アナリストの間でも、チャートが下落を示唆するのか底固めなのか意見が分かれている。
ICPネットワーク、夏の落ち込みから回復
サンティメントによると、インターネットコンピューターの1日あたり中央値アクティブアドレス数は9月22日から10月21日に約35%増加し3860件となった。この数値は7月24日から8月22日の2838件と比べて高い。
「10月の高値はスパイクしている。10月14日と21日はそれぞれ7400件を超えたが、月間21日のうち16日は3100件から4300件のレンジだった」と同チームは述べた。
新規アドレス数は同期間でより速いペースで増加。1日あたり中央値は481件から710件へ約45%上昇した。
最新ニュースはXでフォロー
サンティメントは、活動水準が第1四半期のレンジ近くまで戻っていると指摘。ただし、2025年11月初旬のピーク時(1週間平均9500件程度)の約半分にとどまる。
このピークは、Caffeine AIローンチを受けてアルトコインが1週間で166%上昇し7.80ドルに到達した際に記録されたとBeInCryptoが報じている。現在トークン価格は2.78ドルで、その水準より約64%下に位置。
直近の下落をどう見るか、アナリストの見方は大きく異なる。
ネックライン割れで2.40ドル視野
アナリストnordin.eth氏は、ICPが4時間足チャートのヘッド・アンド・ショルダーズ形状のネックラインを下抜けたと指摘。
「ヘッド・アンド・ショルダーズが進行中で、価格はネックライン下にある。2.40ドルがターゲットとなる可能性」と投稿で述べている。
この水準は現在価格から約14%下。2.85ドル付近のネックラインを上抜ければシナリオが急変する可能性にも触れた。
強気派は週足の下値目安を注視
一方、同じ価格帯を下値支持と見るアナリストもいる。ジャニス・アンドレウ氏もその一人。
「ICPは週足で暫定的な底値形成中で、2.6ドル〜2.8ドルが当面のサポート」とアンドレウ氏は述べている。
ICPの現行価格はこのゾーン内。3.30ドルから3.60ドルの回復が持続すれば、4ドルから4.50ドルまでの上値も想定。その上では5ドルから6.50ドルが見込まれる。
一方、明確な下値基準として、2.50ドルを週足で割り込むとセットアップが弱まり、2ドル〜2.20ドルが下値リスクになるとした。
また、トレーダーのNebraskangooner氏は10月20日にトレンドラインサポートを指摘。当時ICPは2.89ドル近辺だったが反発が必要とし、その後ICPは約4%下落。
$ICP
— Nebraskangooner (@Nebraskangooner) October 20, 2026
Notably at lower limit support. Needs to bounce here.
Structurally, needs to reclaim these local highs for a breakout and a chance of local structure on daily/weekly. Above that and it could have room to run.
Interesting spot it's at right now though. pic.twitter.com/xAH7Fytwf0
現在、2.50ドルと2.85ドルが重要なレンジとなっている。CME FedWatchデータによれば、12月9日までにFRBが目標レンジを引き上げる確率は80.5%とBeInCryptoが報じている。金融引き締めで下落傾向の暗号資産市場にさらなる重しとなる可能性。
今後、ネットワークアクティビティの増加が買い需要につながるかが、どちらのレンジが先に崩れるかの分岐点となりそうだ。
YouTubeチャンネル登録で、リーダーや記者による専門インサイト動画を視聴
https://youtu.be/UhRBRCqIyE0jp.beincrypto.com でKamina Bashirによるオリジナル記事 Internet Computer保有者に対立する2つのシグナル を読む