米国債利回り上昇でビットコイン投資に逆風

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米国債利回り上昇でビットコイン投資に逆風

米国の10年債利回りが今月5.3%を突破し、2002年以来の水準となった。利回りを生まないビットコイン(BTC)が、利回り5%を超える国債と競う構図になっている。

ただし、利回り上昇の背景には成長鈍化ではなく、インフレや債務懸念があるため、リスク資産にとっては影響が大きくなりやすい構造。

安全な利回り上昇でビットコインの投資根拠が薄れる理由

ビットコインは金利や配当がなく、価格上昇のみが利益となる。一方、米国債はほとんどリスクなく5%超の利回りを提供するため、ビットコインを選ぶにはより大きな期待リターンが必要となる。

バリュエーション上の問題もある。利回り上昇は将来のリターンの現在価値を割り引くため、キャッシュフローを生まない暗号資産などは影響を受けやすい。

資金もすでに債券に流入している。債券ETFは本年9月までに過去最高の4690億ドルもの資金流入となった。

利回りはどこまで上昇すればリスク資産が耐えられなくなるか

10年債利回りは2026年にかけて約1.2ポイント上昇し、今月5.34%に達した。

10年債利回りは5%台で推移 出典: CNBC10年債利回りは5%台で推移 出典: CNBC

債券運用大手Pimcoのダン・イバシン最高投資責任者はフィナンシャル・タイムズに対し、利回りが6%に達する可能性を指摘し、5.5%以上では

「クレジットや株式などリスク市場にかなりの弱含みが見られる」

ダン・イバシン、ロイター

ビットコインの動向も米国債市場にますます連動する構図となったが、流動性や資金フロー次第で金利圧力を相殺する面もある。

ただし、今月の動きは一時的で終わらない可能性がある。Bloombergの解説動画では、生成AI企業の社債発行が米財務省の資金調達と投資資金を奪い合っている点を指摘する。投資家はすでに「60/40」運用比率を見直しつつあり、無利息資産は5%超の米国債に勝ち続けなければならない状況。

https://www.youtube.com/watch?v=a_SOXD8xc3M

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