アルファベット株は木曜日序盤に12%近く下落し、過去最悪となる決算後の下げ幅を記録する見通し。グーグルのAI検索は利用者が増加しているが、広告収益は減少している。
今回の下落で時価総額は約4650億ドル消失。これはアルファベットの四半期売上高1276億ドルの3倍以上。
グーグル検索、利益に貢献せず
検索収益は第3四半期に12%増の633億5000万ドルとなったが、第2四半期の17%増から減速。アナリスト予想は約15%だった。
サンダー・ピチャイCEOは、検索クエリの伸びが過去5年で最速になったと述べた。しかしフィリップ・シンドラー最高業務責任者は、AIモードによる収益減が減速の要因のひとつと説明したと、Search Engine Journalが報じた。
AIモードはグーグルのチャットボット形式の検索で、会話形式の回答を提供する。現時点で、AIモードによる1回の検索は従来形式より広告収入が少ない。グーグルは広告のテストを継続中。
Alphabet $GOOGL -13%, on track for its WORST post-earnings decline on record:
— Wall St Engine (@wallstengine) October 29, 2026
As fears over the future of Google Search intensify despite Cloud revenue more than doubling.
Search revenue growth slowed to 12% in Q3 from 17% in Q2, missing expectations of roughly 15%.
The… https://t.co/i72K1zYzoN pic.twitter.com/EQnGgwC12f
支出も圧力となる。投資後に残る現金を示すフリーキャッシュフローはマイナス91億ドルとなったと、BeInCryptoは決算発表初日の記事で報じた。
「AIが事業を奪いかねない懸念がある市場では、投資家は検索事業の加速を望んでおり、減速は望んでいない」と、アプタス・キャピタル・アドバイザーズのデイブ・ワグナー・ポートフォリオマネージャーのコメントをロイターが報じた。
決算後の下落でウォール街はアルファベットを支持するか
アルファベット株は7月の決算発表後も7.1%下落した。火曜日にBeInCryptoの決算前のチャート分析で、下値目安を306ドルと275ドルと指摘していたが、木曜日の下落で最初の水準を割った。
「… 過去最悪となる決算後の下げ幅に向かっている。クラウド収益が2倍以上になったにもかかわらず、グーグル検索の今後への懸念が強まり続けている。検索収益の成長率は第2四半期の17%から第3四半期には12%に減速し、予想された約15%を下回った」と、Xの人気アカウントBull Theoryが指摘した。
一方、グーグルのクラウド収益は103%増の307億ドル。請求開始前の契約残高は5610億ドルに達する。ローゼンブラット証券のスコット・デビット・アナリストは、クラウド事業が2028年までに検索・YouTube広告の合計を上回ると予測。
グーグル株の急落が深まってもアナリストはなお強気だ。TipRanksが追跡するアナリスト29人のうち25人が買いと評価。目標株価平均は398.50ドル。
なお、これらの目標の多くは決算発表前に設定されている。現在、AIモード広告が10市場追加されていることによって、収益ギャップがどこまで埋まるかが次の焦点となる。
jp.beincrypto.com でLockridge Okothによるオリジナル記事 グーグル株が22年ぶり大幅下落、その背景 を読む