財務長官ベセント氏、円高への投機筋に警告「私が胴元」

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財務長官ベセント氏、円高への投機筋に警告「私が胴元」

米国財務長官のスコット・ベセント氏は、円を強化する自身の方針に対して取引参加者に挑戦状を突きつけた。日本当局との連携により、日本銀行の今後の動きを把握できると語った。

同氏は火曜日にテキサス州で開かれたサザン・メソジスト大学のイベントで発言し、日本の為替政策に異例の積極姿勢をみせたことを擁護した。

「私は今、主導権を握っている。日本円で介入するとき、私は日本側、日銀の動き、日本の政策担当者が何をするか、かなり把握している。そして、私に逆張りをしたければしてみるとよい」とベセント氏は述べた。

ベセント氏、円支援を強化

今回の発言は、ベセント氏が為替防衛に異例の積極姿勢をとる中でなされた。同氏は日本の片山さつき財務相と為替介入で連携を取り、また日銀に利上げを求めてきた。

利上げは円相場を支え、日本が為替介入資金として米国債を売却する必要性を和らげる効果がある。日銀が9月18日の会合で0.25ポイントの利上げに踏み切る可能性があると関係筋は話す。

円相場は対ドルで引き続き上昇し、150円近辺を推移 出典: Trading View円相場は対ドルで引き続き上昇し、150円近辺を推移 出典: Trading View

ドル円相場はすでに年初来の円高水準に接近している。水曜日は153.6円近辺で推移しており、直近の155円超から円高が進んだ形だ。

ヘッジファンドは現在、年末までにドル円が150円を下回るとの見方でポジションを取っている。また一部のオプション取引では140円近辺への円高を見込む動きもみられる。

「ベセント氏の発言は極めて重い。財務長官に逆らうなという明確なメッセージだ」

—松川正志パインブリッジ・インベストメンツ・ジャパン債券運用責任者(東京)、Bloomberg経由

日本はドル円が過去40年ぶりの円安水準となったため、7月30日から8月26日の間に過去最大の964億ドルを費やして円を支えた。米国も円買いでこれに協調した。

ベセント氏はまた、米財務省による古い米国債の買い戻しプログラムも拡大した。この措置は債券市場の「過熱感」を冷やす狙いと説明した。

ベセント氏の自信が市場の懐疑論を上回るかどうかは、日銀が今月利上げを決めるかで明らかとなる見通し。

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