カルダノ支持者離脱で見えるユーザー離れ

BeInCrypto
Ouvrir sur BeInCrypto
カルダノ支持者離脱で見えるユーザー離れ

長年のカルダノ推進者がガバナンス役職を辞任した。理由として、スイ(Sui)の技術力と採用が挙げられている。SNS「X」への投稿で、カルダノ財団など「時代に追いつけなかった」と述べた。

今年、著名なカルダノ支持者がスイへ転じるのはこれで2人目となる。

カルダノのガバナンス役職を離れる理由

#Cardano fam, this is a tough post to put out there but in the faith of transparency and integrity a must.

I have loved my time in the Cardano community and remain a believer but I have decided in my personal best interests to step away.

I still hold $ADA but it is no longer my…

— Chris O 🌎 Crypto Pundit (@TheOCcryptobro) October 22, 2026

「困難な決断だった」とつづりつつ、「透明性と誠実さを重んじて必要なことだ」と語った。ADAは依然保有しており、自身を「信者」と述べる。ただし、最大のポジションではなくなった。

「変化のスピードが速く、正直言って@Cardano_CFなどは時代に追いついていない」

続けて両ネットワークを比較した。同氏はスイの技術力と普及度がカルダノと「鮮明に対照的」と表現。「全く比較にならない」とも述べた。

そのため、ADA保有者のガバナンス投票代理人(DRep)を辞任する。また、同氏に委任してきたユーザーに対し、投票権の再委任を呼びかけた。今後、同氏への委任分はガバナンス投票にカウントされなくなる。

カルダノ創設者のチャールズ・ホスキンソン氏がこの投稿に反応した。「これまでの活動に感謝する。あなたと知り合えて良かった」とコメントした。

2人目のカルダノ支持者がスイへ転換

今回の決断は、著名なカルダノアナリスト兼YouTuberのダン・ガンバルデロ氏の動きに続くもの。6月には、一部資産をカルダノからスイへ移した。また同時期、カルダノコミュニティへの深刻な支援不足にも警鐘を鳴らしていた。

両者の転換は、カルダノにとって苦しい年に起こった。6月には、ADAが2021年以来初めて0.20ドルを下回った。一方、TapToolsやHoskyといったエコシステム・プロジェクトは事業の終了を発表している。

価格チャートにもこの分岐が表れている。直近半年ではSUIが上昇傾向を示す一方、ADAは値を落とした。ただし、12カ月単位では両トークンとも大幅な下落となっている。

過去180日間および12カ月間におけるカルダノとスイの価格パフォーマンス比較カルダノ(ADA)とスイ(SUI)の価格パフォーマンス比較 出典:BeInCrypto (ADA, SUI)

カルダノ財団への圧力が強まる

スイとの比較はカルダノ財団にとって微妙な時期と重なった。6月には780万ADAの財源提案がコミュニティ投票で否決され、シンガポールでのカルダノ・サミットが中止となった。また、財団のジョルジオ・ジネッティ最高技術責任者は8月末に退任している。

ただし、著名人物による一連の離脱が、広範な流出や移行を示すものではない。現時点のスイへの転換は、一部の長年の支持層に不満がくすぶっていることの表れにとどまる。開発者や資本が大規模に流出している証拠は現時点で見当たらない。ホスキンソン氏は、「カルダノの最良の日々はこれから」と強調している。今後予定されているLeiosスケーリングアップグレードなどが、ネットワークが批判を払拭できるかどうかのカギを握る。

jp.beincrypto.com でPhil Haunhorstによるオリジナル記事 カルダノ支持者離脱で見えるユーザー離れ を読む