NVIDIA決算、920億ドルでAI相場の分岐点

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NVIDIA決算、920億ドルでAI相場の分岐点

エヌビディア(NVDA)は水曜日に第2四半期決算を発表する。ウォール街は売上高が920億ドル近くの過去最高となると予想している。純利益も95%増の515億ドル超と見込まれ、急成長が続く見通し。

この決算は市場全体にも波及する可能性がある。エヌビディアの見通しは半導体各社、クラウド事業者、そして広範な生成AI関連の投資判断に影響する。

ウォール街で高まるエヌビディア依存

エヌビディアは直近14四半期連続で決算予想を上回ってきた。前四半期は純利益が前年同期比210%増となり、ウォール街予想(126%増)を大きく上回った(FactSet調べ)。

ただ、これだけの実績が逆にハードルを上げている。エヌビディアは2022年以来最長の連続下落の中で決算発表を迎える。アナリスト予想の売上高は年初の780億ドルから920億ドルへと引き上げられた。

エヌビディア株は過去12か月でS&P500を約2%上回る推移 出典: Trading Viewエヌビディア株は過去12か月でS&P500を約2%上回る推移 出典: Trading View

注目度は半導体1社の動向だけにとどまらない。オープンAIは直近四半期の売上高が18%増にとどまり、損失が拡大したと投資家に説明した。ハイパースケーラーはデータセンター投資のため、借入依存を強めている。こうした動きがAI投資の過熱と市場にとって最大のリスクとの懸念を生んでいる。

エヌビディアはこうした投資の下支え役も担う。銀行との5000億ドル規模のAI資金拠出計画に参加し、電力供給事業のクローバーリーフ・インフラにも出資した。

一部投資家は調整に備え

エヌビディア株は直近4回の決算発表後すべてで下落している。すべて予想を上回ったにもかかわらずだ。オプション市場では、今回の決算後に5.3%の変動を織り込む。過去1年の平均(4.8%)を超える水準となった(Option Research & Technology Services調べ)。

活発な取引となっているのは、金曜日の終値214.75ドルからの下落を見込むプットオプションだ。その多くが205〜210ドルへの下落を狙うポジションとなっている(Cboe Global Markets調べ)。メモリ価格や調達コストの上昇が、AI投資家の慎重姿勢に影響している。

一方ですべての投資家がリスク回避に動いているわけではない。HSBCのフランク・リー氏は目標株価を325ドルから360ドルに引き上げた。バンク・オブ・アメリカの強気な目標に呼応した格好だ。リー氏はサプライヤーとの連携や、エヌビディアのオープンソースAI分野での役割を評価している。

ザックス・インベストメント・マネジメントのチーフ・マーケット・ストラテジスト、ブライアン・マルベリー氏はウォール・ストリート・ジャーナルに語った。

「いまやスーパーボウルというよりワールドカップ決勝の様相を呈している。市場全体にとって極めて重要なイベントとなった。」

水曜日の決算発表が、エヌビディアの成長がウォール街の上昇する期待値をなお上回れるかを示す。

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