アーサー・ヘイズ氏がFLOPトークン発行について続編エッセイを公開。従来のホワイトペーパー形式ではなく、聖書の創世記になぞらえてプロジェクトを描写している。
本エッセイはFLOP設計の新たな技術的詳細を追加している。しかし、従来報道で指摘された複数の論点は解決に至っていない。
創世記としての位置付け
「創世記」と題したこのエッセイをサブスタック購読者に送付し、ヘイズ氏は神を嫉妬深い存在として描く。人類が人工知能(AI)を生み出すことで、神は傍に追いやられる。ヘイズ氏自身は、AIの経済的課題を解決する探究心ある人間として物語に登場する。
"The Book of Genesis" traces the origin myth of @flop_labs
— Arthur Hayes (@CryptoHayes) August 19, 2026
"And on the 2^8th day, God created Alan Turing, who one day later created the computer. The computer’s usefulness advanced as other humans made it faster and smarter. Some weeks later, the computer began thinking, as… pic.twitter.com/VvDTW2OgpI
エッセイによると、AIエージェントが中央集権的プロバイダーから自立を果たすには2つの要素が必要。ひとつは「食糧」で、コンピュートリソースをFLOPで支払うという意味。もうひとつは「記憶」、すなわちエージェントデータの分散型ストレージである。
ヘイズ氏はネットワーク理論「リードの法則」を引用し、Flop Networkは最終的にビットコイン(BTC)を上回る価値を持つと主張する。この結果をAIエージェントの普及に関する業界予測と結び付けている。一方で、公表済みモデルや外部分析は存在しない。
新たな詳細、残る不透明点
エッセイでは、プロジェクトのマイニング手法を「有用推論による証明(PoUI)」と命名。マイナーはAIリクエストを処理することでブロック報酬と推論手数料を受け取る。バリデーターはその処理結果を検証する。
またヘイズ氏は、事前販売を避けるためFlop Labsチームへの自費資金提供を明言。テストネット参加者には、FLOP総供給量の約20%が10年間で割り当てられるとの記載もある。この数値は、2026年第4四半期に予定されるエアドロップとは別枠である。
こうした内容も、BeInCryptoが以前のFLOP報道で指摘した不透明点を解消しない。Flop Labsはホワイトペーパー、供給スケジュール、監査報告、ブロックチェーン名などをいまだ公表していない。
Flop Labsは2026年第4四半期にエアドロップを実施する方針。ネットワークのジェネシスブロックは2027年第1四半期に始動予定で、エアドロップはそれより1四半期早い実施計画。
ヘイズ氏は今後、コンピュート価格のスポット市場について続編エッセイで取り上げると述べている。それまでは、Flop NetworkのAIエージェント決済のストーリー展開が資料整備を先行している状況。
jp.beincrypto.com でDarryn Pollockによるオリジナル記事 アーサー・ヘイズ氏、FLOPの聖書的PR手法とは を読む