アンソロピックは、新規株式公開(IPO)でスペースXの記録的規模に匹敵する、もしくはそれを上回る規模になると見込んでいる。事情に詳しい関係者によれば、クロード開発元の市場デビューに向けた準備が加速している。
この人工知能(AI)企業は、早ければ8月末にもIPO申請を公表する可能性がある。クリシュナ・ラオ最高財務責任者(CFO)は、最近の投資家向け説明会で評価額に関する質問を回避したと関係者は述べた。
アンソロピックIPO、750億ドルの水準が指標
スペースXは6月、1株当たり135ドルで5555万6000株を売却し、750億ドルを調達した。これによりイーロン・マスク氏のロケット企業の評価額は約1兆7700億ドルとなり、米国史上最大の上場記録を樹立した。初日のナスダック終値は161ドルであった。
ブルームバーグは木曜日、この規模の期待を最初に報じた。同調達規模に見合うには、アンソロピックは数十億ドル規模の株式を売却する必要がある。また、創業者向けのスーパー議決権付き株式導入を計画するなど、すでにスペースXの手法を一部採用している。
*ANTHROPIC SAID TO PREPARE IPO FILING AS SOON AS END OF AUGUST
— tradfi news (@tradfi) August 20, 2026
成長する売上高が訴求材料
アンソロピックの年間売上高換算額は7月に650億ドルへ拡大した。今年前半の470億ドル超、2025年通年の約100億ドルから大幅に伸びている。5月の資金調達ラウンドでは評価額が9650億ドルとなり、オープンAIの8520億ドルを上回った。
この成長軌道を背景に、一部の出資者からは2兆ドルでのIPO評価を期待する声も出ている。ただし、ラオCFOは明確な数字には言及していない。アンソロピックは6月、証券取引委員会(SEC)に目論見書を非公開で提出した。
暗号資産トレーダーはすでに参入済み
シンセティック市場は数か月前からアンソロピックのエクスポージャーを価格に織り込んでいる。PreStocksはソラナ上でプレIPOトークンを発行し、オープンAIおよびアンソロピックのプレIPOトークン売買総額5321万ドルのうち、78%のシェアを占めている。
ただし、直近30日間の取引高は1520万ドルほどに落ち着いている。IPO申請が公表されれば、これまでの推計値は監査済みの数値に置き換わることになる。また、これはオープンAIの2027年上場予定より大幅に先んじる見通し。
jp.beincrypto.com でLockridge Okothによるオリジナル記事 Anthropic今月IPO申請か、SpaceX記録超えの可能性 を読む