ミサイル防衛から25分間フライトまで ダン・ヘルド氏「スペースXは100兆ドル到達」

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ミサイル防衛から25分間フライトまで ダン・ヘルド氏「スペースXは100兆ドル到達」

ビットコイン初期投資家のダン・ヘルド氏は、スペースXが今後20年以内に100兆ドルの企業価値に達する可能性があると述べた。打ち上げコストの低下により、ミサイル防衛・衛星インターネット・ロケット旅行など新市場が開かれると指摘する。

同氏の強気な見通しの根拠は、1キログラムの貨物を軌道に打ち上げるコストにある。スペースシャトル時代には約2万ドルだったが、スターシップの登場によって10ドルまで下がる可能性があるとヘルド氏は語る。

スターシップへの賭け

ヘルド氏は暗号資産やマクロ経済を扱うポッドキャストThe Rollupで持論を展開した。同氏は5年前に暗号資産取引所クラーケンの保有株式の大半を売却し、スペースXに投資したことも明かしている。

https://www.youtube.com/watch?v=i8-zEZYWlhQ

この賭けはビットコイン(BTC)に対する初期の確信に似ていると語る。ヘルド氏は2012年からその発行上限2100万枚という特性を研究してきた。

スターリンク、ミサイル防衛、軌道上データセンター

ヘルド氏はスターリンクをその初期事例として挙げた。これは単なる光ファイバーの代替ではなく、通信キャリアと競合しうる規模に成長する可能性があると述べた。

さらに同氏は、同技術をミサイル防衛とも関連付けた。軌道上からロケット発射を検知できれば、米国は迅速な迎撃が可能になる。この構想は「ゴールデンドーム」ミサイルシールドに例えた。

ほかにも軌道上データセンターのように、打ち上げコストと引き換えに運用コストをほぼゼロにできる事例もある。ニューヨーク—東京間の移動が25分となるポイント・トゥ・ポイント移動も挙げた。

こうした背景から、宇宙インフラの総アドレス可能市場は最終的に世界経済の規模を超える可能性があるとヘルド氏は見ている。

10兆ドル到達の節目

ヘルド氏は、スターシップの量産が進めばスペースXの企業価値は3年以内に10兆ドルへ到達する可能性があると予測する。自身が50代後半になる頃には100兆ドル到達を見込む。

この見解にはほかの著名投資家も賛同している。キャシー・ウッド氏も最近、スペースXを「お気に入り銘柄」と呼び、史上最も重要な企業になる可能性を指摘した。

しかし、スペースX株式は上場以降、ボラティリティが高い。ナスダック100への組み入れにもかかわらず、株価はピークから35パーセント下落している。

イーロン・マスク氏自身の長期収益目標もウォール街の予想を数年先取りしている状況であり、数十年後の予測がいかに不確実かを示している。

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