オンチェーンデータを追跡するLookonchainによると、あるミームコイントレーダーが120ドルを数時間で20万5000ドル超に増やした。
この出来事はSNSで話題となったが、その利益のほとんどは未確定にとどまる。保有コインを売却して多額の利益を実現できる保証はない。
What can you do with 0?
— Lookonchain (@lookonchain) August 16, 2026
This guy made 5.8K with only 0, an 822x return!
He spent 0 to buy 19.1M $牛来, then sold 9.1M $牛来 for .9K and still holds 10M $牛来 (0.2K).
Total profit: 5.8K.
Wallet: 0x639cf6961b227d73fc4015380104249571c73da4 pic.twitter.com/TXH18kCy8B
実際のトレードの経緯
このミームコインは「牛来(Niu Lai)」という。BNBチェーン上で動作し、低予算の中国アニメ映画のブームを背景に誕生した。タイミングは絶妙だった。プロジェクトの時価総額が約6270ドルと小規模な段階で、19.1万トークンを120ドルで取得した。
その後、一部を売却。910万トークンを約2万5900ドルで換金し、購入額を大きく上回る利益を確定させた。残りは未売却のまま保有する。約1000万トークンで評価額は18万200ドルとなり、価格変動に応じて推移する。
実現・含み益を合わせたリターンは、当初投資の822倍超。合計利益は20万5800ドルとなった。トレーダーはX上で@saracrypto_ethを名乗る。同氏は、ミームコイン取引で培った経験が資金の流れを見極める力につながったと説明した。
「はい、“そのトレーダー”は私です。多くの人にとって20万ドルもの利益は信じがたい話かもしれません。しかし、この業界で十分な経験を積めば、お金の流れや所作が見えるようになります。そのとき、本当に数え切れないほどのチャンスがあることに気付くのです……」と、サラ・ミレイディ氏がXに投稿した。
こうした個人的な背景も話題を拡大させた。数年前はレストランでダブルシフトをこなしながら仕事を続け、現在は引退した両親を支えていると語った。
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拡散ストーリーが伝えない現実
トークンの背景が急騰の理由を説明する。牛来は2026年8月中旬にローンチ。映画のSNSブームに乗り人気化した。値上がりは急激だった。CoinGeckoのデータによれば、時価総額は数千ドルから最大2000万ドル近くまで拡大した。
こうしたバイラルストーリーが語らない側面にも注目すべきだ。この種のトークンの大半は、数日から数週間で9割以上が価値を失う。リスクは相場の乱高下だけにとどまらない。
流動性の乏しさ、ラグプル(詐欺的出金)、価格操作なども典型的なリスクとなる。
「100%インサイダーあるいは開発者のウォレットだ。こうした120ドルの宝くじ式取引の裏で、999人がエグジット流動性となり損失を被る」と、あるユーザーが指摘した。
売却にも困難が伴う。薄い板のトークンでは大量に売ると一瞬で相場が崩壊する危険がある。今回の事例にもそのまま当てはまる。手元の18万200ドル相当のトークンは、わずか数分で消失する可能性もある。
サバイバルバイアス(生存者バイアス)も見逃せない。失敗取引の画面は誰も公開せず、世間に流布するのは異例の成功例ばかりとなる。
多くの参加者にとって、資金の全損が最も起こりやすい結末である。
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https://www.youtube.com/watch?v=UFhCAAR_E4ojp.beincrypto.com でLuis Blancoによるオリジナル記事 ミームコイントレーダー、120ドルを20万5000ドルに を読む