イーロン・マスク氏は月曜日にスペースXとNVIDIAの新たな提携を祝福し、最適化されたVera Rubinシステムを早ければ2027年にも軌道上に打ち上げる計画を明らかにした。
同氏の熱意とは裏腹に、両社の株価は発表当日に下落した。
マスク氏が契約について明かした内容
NVIDIAは、SpaceXAIが新型Vera CPUを導入し、次世代のエージェント型AIワークロードを支えることで、同社のアーキテクチャを地上のデータセンターから軌道上の計算インフラへ拡大すると発表した。マスク氏はX上で直接リアクションした。
SpaceX, in partnership with Nvidia, has designed a space-optimized Vera Rubin NVL72 system for launch to orbit in Q4 next year, with significant scale in 2028 https://t.co/qdDq8YBkzl
— Elon Musk (@elonmusk) August 24, 2026
同氏は、Veraを「エージェント向けに開発された初のCPU」と説明した。スペースXのAIエージェントの高速な行動を支える、オーケストレーション・コード実行・データ処理が加速すると述べた。
「我々の設計は、従来のラックよりもはるかにシンプルで低コスト、高密度かつ軽量だ」とマスク氏はXで発言した。
Vera自体は、NVIDIA開発のOlympusコアを88基内蔵し、最大1.2TB/秒のメモリ帯域幅を誇る。同等のx86プロセッサより最大1.8倍のタスク完了速度をうたう。
SpaceXAIは、このチップをNVIDIAのVera Rubinプラットフォームと組み合わせ、Grokを支えるインフラをギガワット級の計算能力まで拡大する計画。
なぜ両社株は下落したか
NVIDIA株は2.91%安の208.48ドルとなった。今週は5営業日で5.95%下落した。TradingView データによる。決算発表(8月26日)を2日後に控えた調整。
スペースX株も下落した。6月のIPO以降SPCXで取引されるSpace Exploration Technologies Corp株は、1.44%安の135ドルで終了。時間外取引ではさらに0.22%下落し134.70ドルとなった。
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両社の同時下落は、マスク氏の支持だけでは市場全体の逆風を打ち消せなかったことを示す。
NVIDIA株は、メモリコスト上昇や中国向け輸出不透明感など懸念が残り52週レンジ付近で推移。スペースX株もIPO価格の135ドルや6月の高値225.64ドルを大きく下回り、8月3日に記録した最安値104.83ドルから回復途上にある。
いずれの下落もVeraの提携だけが要因とは考えにくい。NVIDIAの決算動向やスペースXのIPO後の乱高下が、月曜日の発表やマスク氏の評価以上に投資家心理を左右したとみられる。
jp.beincrypto.com でLuis Blancoによるオリジナル記事 イーロン・マスク氏、スペースXとNVIDIAの提携を称賛も株価下落 を読む