ポリゴンのマーク・ボワロンCEOが、従業員の休暇に苦悩すると投稿した。この発言は数時間のうちに暗号資産業界を二分した。
ポリゴン・ラボのボスは、休息よりもスピードを優先すると認めた。批判者はそれを「法定通貨マインド」と非難し、ボワロンCEOはビットコイン文化についての持論で応じた。
ポリゴンCEO、コミュニティの即時反発を招く
ボワロンCEOは、従業員が仕事から離れるたびに心が引き裂かれると述べた。同氏は本心では家族団らんの時間を大切にしてほしいと願っている。しかし、ライバルが先行することへの我慢ができないとした。
I'm torn internally when people take time off. Is this normal?
— Marc | Polygon Labs (💜,⚔️, ※) (@0xMarcB) September 4, 2026
On the one hand, I want people to relax, enjoy time with their families and take a break. I genuinely want it.
On the other hand, it pains me so much when I know we could move faster. I don't understand how you can…
同氏は「休暇は本当に苦痛」と投稿し、その嗜好を認めるのにも葛藤があると明かした。結果として、休息よりもスピードを選ぶと示した。
この発言が反発を招いた背景にはタイミングがある。ポリゴン・ラボは1月に従業員の約30%を削減した。その後、7月にも再び人員削減を実施し、ステーブルコイン決済へと事業転換も進めている。
両方の人員削減は、業界全体の収益重視路線への転換を受けた対応だ。多くの読者はこの文脈から今回の投稿を評価した。
X上のビットコイン支持者は、この発言を「法定通貨マインド」と切り捨てた。さらにボワロンCEOを「シットコイナー」と呼び、真に価値あるものを見極めるよう求めた。
なぜビットコイン文化で応じたのか
ボワロンCEOは経歴に言及し反論した。自身が投資家、アドバイザー、創業初期の弁護士として、ビットコイン最大主義者が評価する企業に関わってきたと述べた。批判者よりもそうした創業者たちをよく知っているとも主張した。
「私は『シットコイナー』である前に、ビットコイナーが愛する、いわゆるビットコイン最大主義企業の投資家、アドバイザー、初期弁護士を務めてきた。…ビットコインは時とともに価値が増す。だからこそビットコインを手に入れることは時間が経つほど難しくなるのだ」 ポリゴン・ラボのマーク・ボワロンCEO、Xより
同氏は希少性を論拠とした。ビットコイナーは1枚1枚のコインを重要視しており、時間とともに入手が困難になるため、ビットコインに取り組む時間の最大化を図っていると説明した。
こうした文化観は意見が割れる。ビットコイン最大主義者の間でも、本年はストラテジーの初BTC売却が真の戦略論争を浮き彫りにした。
ポリゴン自身にも守るべき勢いがある。ネットワークのネイティブトークンであるPOLは本稿執筆時点で0.095ドル付近で取引されており、時価総額ランキングは71位。時価総額は10億ドル超。
同トークンは過去1か月で約25%上昇した。しかし8月下旬に0.125ドル付近まで上昇した後は上値が重く、横ばい推移となっている。
ボワロンCEOはいずれの主張も変える気配がない。社内で問われるのは、Xの発言が率直さと映るか、プレッシャーと映るかという点になっている。
jp.beincrypto.com でPhil Haunhorstによるオリジナル記事 ポリゴンCEO、休暇発言で業界を挑発 を読む