ビットコインは無価値なのか シフ氏が再び批判

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ビットコインは無価値なのか シフ氏が再び批判

ピーター・シフ氏が今週末、ビットコインの裏付け論争を再燃させた。マイナーが消費するエネルギーは資産を支えるものを何も残さないとの立場を示した。

同氏はビットコイン至上主義者ジェフ・スワンソン氏の主張に応じた。スワンソン氏はビットコインを「未来のマネー」と位置づけていた。両者のやりとりは「お金の価値の本質」に関する、暗号資産業界で最も古い議論を再び呼び起こした。

ピーター・シフ氏、ビットコインの裏付け論を否定

スワンソン氏は当初の投稿で、3つの柱を挙げた。まず「エネルギー消費」であり、次いで「発行枚数の上限」と「記録的な計算能力」を指摘した。

これをシフ氏は一蹴した。マイナーが消費したエネルギーは即座に消え、ネットワークを支えるものは何も残らないと主張。同氏の枠組みでは、マイニングは価値を保存せず、むしろ消失させているとする。

Energy expenditures are not backing. The energy is gone, the money spent is gone, so there is none left to back Bitcoin.

— Peter Schiff (@PeterSchiff) September 5, 2026

同氏はこの立場を長年貫いてきた。金(ゴールド)は採掘してもなお残るが、電力は消えるとの主張である。

同氏にとってはタイミングも追い風だ。AI向けに電力を振り向ける動きが広がる中で、ハッシュレートは数カ月間低下している。今年に入って多くのマイナーが離脱した。

もっとも、シフ氏はビットコインの発行上限については言及しなかった。裏付けの議論は、ワット数ではなく最も厳格な数値規則である発行枚数の話に帰着する。

すでに通過した「39兆ドル」

スワンソン氏は米国債務残高を39兆ドルと指摘したが、財務省のデータとはズレがある。財務省によれば、債務残高は8月18日に40兆ドルを突破。9月3日時点では40兆100億ドルに達しているというデイリーデータがある。

2026年に米国債務が40兆ドルを突破する推移を示すラインチャート2026年に米国債務が40兆ドルを突破する推移を示すラインチャート 出典: BeInCrypto

この乖離は重要である。債務比較が彼の議論の主軸だからだ。40兆ドルという新記録は8月に更新され、その後も借り入れペースは衰えていない。

スワンソン氏はまた、ドル発行主体の信任も根拠に挙げていたが、シフ氏はこれに触れず、エネルギー論のみに集中した。

一方、価格動向はいずれの主張にも追い風をもたらしていない。ビットコイン(BTC)は日曜日に7万9600ドル近辺で推移し、過去24時間で約1.5%下落した。

シフ氏は最近、態度をやや軟化させた。先月にはビットコイン利益の取り逃しを認めたが、長期保有者は実際の主張より損をしているとあくまで主張した。

今回も両者は一歩も譲らなかった。それでも、ビットコインの裏付け論争は債務の新記録が更新されるたびに再燃する。

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