日本のコアインフレ率が9カ月ぶりに日本銀行(日銀)の2%目標を上回った。12月の利上げ観測が強まり、同時期に米連邦準備制度理事会(FRB)も動くとの見方。
日銀は来週の会合で現状維持が予想される。ただ、追加利上げへの指針が示されれば、下落基調のビットコイン(BTC)にも影響を及ぼす可能性。
燃料価格高にとどまらぬ物価上昇圧力
生鮮食品を除いたコアCPIは8月の1.7%から2.1%に上昇した。さらに燃料も除いた指数は1.9%から2.4%に上昇した(ロイター)。
商品価格は8月の2.6%上昇から2.8%に拡大。コメ価格は20.6%下落したが、サービス物価は1.2%から1.5%に上昇したとCNBCが報じた。
日銀は10月30日までの2日間の政策会合でこれらデータを考慮し、新たな見通しを示す見込み。
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12月、ビットコインに迫る2つの金利決定
日銀は9月に政策金利を1.25%へと引き上げ、31年ぶりの高水準とした。ロイターの調査では、12月に1.5%への利上げ、年内にも1.75%や2%への到達を見込む声が多い。
キャピタル・エコノミクスのマルセル・ティリアントアジア太平洋地域責任者は、日銀は現状維持を見込むが、インフレ上振れリスクは警戒すべきとの立場。
「これまでの金融引き締めで景気が減速した証拠は乏しく、政策金利のピークは私たちの2%予想より高くなるリスクがある」と同氏は述べた。
米国ではCME FedWatchのデータによれば、12月9日までにFRBの誘導目標域が引き上げられる確率が80.5%に達している。
10月28日の利上げ確率は7.2%で、1カ月前の55.4%から大きく低下。日銀会合は12月17日と18日に予定されている。
ビットコイン、一段と不安定な円試練に直面
両中央銀行の決定は円キャリートレードを通じてビットコインにも影響。円で資金を調達しリスク資産に投じる投資家が、日本の金利上昇でポジションを解消する動き強まれば、暗号資産市場への逆風となる可能性。
FRB利上げの場合は、ドル高がこの圧力を一部相殺する形。両中央銀行が同程度の利上げなら米日金利差は大きく変わらず、キャリートレード解消の動機も限定的となる見通し。
ビットコインは2024年7月、日銀が金利を0.25%に上げた後、約7万ドルから4万9000ドルまで急落。9月の利上げ前は横ばいで推移し、日本資産は売られていたとされる(BeInCrypto報道)。
現在、12月に向けて足元は弱含む。ビットコインは本稿執筆時点で8万1,293ドルとなり、過去24時間で3.16%下落(BeInCrypto Markets調べ)。
この1カ月で5.6%下落。10月上旬に8万6,000ドルを突破したが、10月9日以降の反発は8万4,000ドルを下回る水準にとどまっている。
30日の会合で日銀が強気な指針を示せば、相場の下支え余力は薄い。
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https://youtu.be/pvUtsN9xcv4jp.beincrypto.com でKamina Bashirによるオリジナル記事 ビットコイン、日銀目標超の日本インフレで12月に2度の利上げ警戒 を読む