グーグルのGemini 4 Carbonが、独立系AIモデル格付け「Artificial Analysis Intelligence Index」で首位を獲得した。本稿執筆時点で、大多数の有料顧客はまだこのモデルを利用できない。
Carbonのスコアは59。AnthropicのClaude Opus 5.5が58、OpenAIのGPT-6 Astraが57で続いた。アルファベット株(GOOGL)はきょう約1.5%上昇。
なぜ大多数の顧客はGemini 4 Carbonを購入できないのか
グーグルはGemini 4 Carbonを、まず精査済みのサイバー防衛担当者向けに「Fairwind Program」経由で提供する。開発者や企業、一般消費者への提供時期は未定。
段階的な提供は安全を最優先とする方針。Carbonが最も優れているのは、ハッキング関連テスト分野。
モデルがバグを攻撃利用できるかを調べるExploitGymで、Carbonのスコアは54.8%。GPT-6 Astraは42.4%、Opus 5.5は34.5%だった。これらはグーグルが公表したベンチマークによる。
これらのサイバー試験は、安全フィルターを解除した状態で実施された。グーグルは米政府によるリリース前モデルの自主的テストにも加わっている。
Gemini 4 Carbonの前モデル「Gemini 4 Argon」でも同様の展開だった。Argonは10月13日、有料開発者向けに公開。約2週間後、Carbonが登場した。
Gemini 4 Carbonの価格はいくらか
グーグルはCarbonなどのモデル利用料をトークン単位で設定している。トークンはモデルが読み書きするテキストの単位。
Carbonの利用価格は、入力トークン100万個あたり2ドル、出力トークン100万個あたり10ドルからスタート。その後、それぞれ4ドル、20ドルに倍増する予定。
OpenAIは10月26日、GPT-6.1 Terraの価格を1ドル・5ドルに値下げした。Anthropicは自社株上場を準備中。
Carbonのリードはごく僅差。ほとんどの比較データはグーグル自身の表によるもので、人工分析指標の公式リーダーボードにはきょう時点でCarbonの記載はなかった。
一部テストでは他社が上回る。コーディングテスト「FrontierSWE 2」では、Astraが65.5%、Opusが62.3%、Carbonは61.2%。
グーグルは一般公開時期や価格引き上げ時期を明らかにしていない。3社すべてが今月新モデルを発表した。
jp.beincrypto.com でLockridge Okothによるオリジナル記事 ジェミニ4カーボンがClaude・GPT-6超え グーグルが投入見送りの理由 を読む