CNBCの司会者ジム・クレイマー氏は、Anthropicが月曜日に新規株式公開(IPO)の目論見書を提出したことを受け、主幹事として手数料を得るゴールドマン・サックス株の購入を勧める意向を示した。
ゴールドマン・サックスの予想される利益の背景には、拡大を続ける人工知能(AI)関連株の供給増加がある。アルファベットが6月に850億ドル相当の株式を売却。CNBCによれば、メタ・プラットフォームズも950億ドル規模の売却を計画している。
Anthropic IPOの手数料を得るのは誰か
IPOでは、引受会社が発行体から株式を買い取り、投資家へ再販売することで、調達額に応じた手数料を得る仕組み。
ゴールドマン・サックスとモルガン・スタンレーが今回の引受を主導。両社はスペースX上場時もタッグを組んだ。報道によれば、Anthropicはティッカーシンボル「ANT」で取引される見通し。
クレイマー氏は、9月30日までの9カ月間で、売上の10%超を占める単一顧客がない点に好感を示した。
https://www.youtube.com/watch?v=SAqhtP342V4また、目論見書ではクラウド利用費用のコミットメントについても言及。AI需要が減少しても支払い義務が残ると警告している。
市場は本ニュースに反応し、月曜日にナスダックは1%上昇、S&P500も1%弱上昇。半導体株がリバウンドを主導した。
原油安と債券利回り低下もテクノロジー株を下支えした。
一方、FRBは水曜日に金利据え置きの見通し。ただ、9月の3年ぶり利上げに続き、12月にも追加利上げが想定されている。
メタとアルファベットに続く次の売却企業は
メタによる大規模売却報道を受け、他のAI関連大手企業も資金調達に動くのか注目が集まる。
クレイマー氏は、今週決算発表を予定しているアマゾンとマイクロソフトを有力候補に挙げた。一方で、アルファベットは6月の売却を経て、再び売却に動く可能性は低いと指摘。
投資クラブ開示によると、クレイマー氏の慈善信託はメタ、アマゾン、マイクロソフト、アルファベット、ボーイング株を保有。
一方、ナイルズ・インベストメント・マネジメント創業者ダン・ナイルズ氏は、こうした企業の決算前に現金比率を高めておくべきとの見解を示した。
Anthropicの上場が加われば、6月のアルファベット売却と相まって、AI開発資金が企業キャッシュフローではなく株式市場頼みに傾く構図がさらに強まる。FRBの引き締め局面で投資家がこの供給を吸収できるかどうかが、月曜日の上昇が続くかどうかの分水嶺となる。
jp.beincrypto.com でDarryn Pollockによるオリジナル記事 クレイマー氏、Anthropic上場でこの大手銀を買い推奨 を読む