ロサンゼルス・レイカーズの次期オーナーとなる予定のジョシュ・クシュナー氏が、AIブームを追い風にベンチャーキャピタルの資産を今年3倍近くに拡大し、11桁規模の資産を築いた。
米フォーブスによると、クシュナー氏の純資産は現在167億ドルで、12カ月前の52億ドルから大幅に増加した。
資産急増の実態
クシュナー氏は創業以来率いるベンチャーキャピタル「スライブ・キャピタル」を通じて、この莫大な資産の大部分を築いた。同社の運用資産を650億ドル超にまで拡大。2024年12月の230億ドルに比べ、ほぼ3倍となった。今年は2つの大型案件がこの急増を牽引した。
同氏は最初にスペースXへ380億ドルの評価額で投資。ロケットメーカーのスペースXが6月に上場したことで、同氏の保有分は100億ドル規模に膨らんだとされる。
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その数日後、スペースXは$60 billion deal to acquire AI coding startup Cursor、自身が持つ同社7%分の評価額が42億ドルへと倍増した。
一方、OpenAIへの持分は現時点で間接的な保有となる。クシュナー氏は同AIラボの株式を保有しているが、3月の時点で評価額は8520億ドル。年内の上場が見込まれるものの、スペースXで得たような確定利益にはまだ結び付いていない。
2案件ともに全体成長を支えたが、具体的な金額で評価できる成果としてはスペースXが突出。
レイカーズ買収にはNBAの承認が必要
クシュナー氏と元ディズニーCEOのボブ・アイガー氏は、現オーナーのマーク・ウォルター氏からロサンゼルス・レイカーズを記録的な125億ドルで買収することで8月12日に合意。ウォルター氏自身が数カ月前に同チームを100億ドルで取得したばかりだった。
この取引はまだ完了していない。NBA理事会の承認が必要であり、理事会は9月に開催予定。業界各紙も「完了までにはなお時間がかかる」と伝えている。
ジーニー・バス氏の兄妹らもチーム保有分売却に同意したため、クシュナー氏とアイガー氏の最終的な持分は約83%に達する見通し。
🇺🇸 New LA Lakers owner Josh Kushner’s net worth just tripled to .7 billion in ONE year...
— Mario Nawfal (@MarioNawfal) August 23, 2026
The younger brother of Jared Kushner runs Thrive Capital, a venture firm that has become one of the biggest winners of the AI boom.
His early bets on OpenAI, and an AI coding startup… pic.twitter.com/Qkj0obtueE
レイカーズ買収に関するクシュナー氏本人の反応は控えめだった。報道当日、同氏はXにて全く別内容である125億ドル評価・20億ドル調達のスライブ・ホールディングスを称賛投稿し、バスケットボールへの言及はなかった。
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We’ve raised over B in additional capital from investors including D1 Capital Partners and Altimeter Capital.
— Thrive Holdings (@ThriveHoldings) August 12, 2026
Holdings now owns and operates 70+ businesses across accounting and IT services, where our engineers build and deploy AI products used every day to serve tens of…
スペースXやOpenAI以外にも、データブリックスやストライプ、アンドゥリル、さらにインスタグラムやスポティファイといった旧来の成功案件にも投資。クシュナー氏によれば同氏のファンドは手数料控除後で年平均33%リターンを記録、S&P500のおよそ2倍のペースだという。
レイカーズ買収が最終的に成立するかにかかわらず、クシュナー氏の資産は現在、兄でトランプ米大統領の娘婿ジャレッド氏の約17倍とフォーブスは試算している。
jp.beincrypto.com でLuis Blancoによるオリジナル記事 ジョシュ・クシュナー氏、SpaceXで資産167億ドルに3倍増 を読む