トランプ氏がディーゼル輸出禁止ならガソリン値上げも モルガン・スタンレー

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トランプ氏がディーゼル輸出禁止ならガソリン値上げも モルガン・スタンレー

モルガン・スタンレーは、米国によるディーゼル燃料の輸出禁止がガソリン価格を押し上げる恐れがあると警告した。同銀行は、国内在庫が数週間以内に満杯となり、製油業者が生産縮小を迫られると予測する。

ゴールドマン・サックスも水曜日に同様の警告を出した。トランプ米大統領は、過去最高水準となったディーゼル価格を抑えるため、輸出規制を検討中。

ディーゼル価格高騰で米国の輸出禁止案が浮上

ブルームバーグが引用したAAAの平均値によると、ディーゼル価格は2月27日、イランでの戦争前夜から74%上昇。火曜日には1ガロン当たり6.52ドルの過去最高値を記録した。

ガソリンも上昇傾向にある。AAAは9月24日時点の米国平均価格を約4.47ドルと発表した。2月26日の2.98ドルから約50%の上昇。

価格高騰を受け、トランプ政権は燃料輸出のブロックが効果をもたらすか検討中と、スコット・ベッセント財務長官が火曜日に述べた。トランプ米大統領は輸出禁止を支持するとした。

「製油能力全体から見て実現可能かどうか、また全面的、部分的な輸出禁止のいずれが効果的かを検証している」とベッセント財務長官。

こうした議論で政権内は分裂した。ダグ・バーガム内務長官やクリス・ライトエネルギー長官は、輸出禁止に反対している。一方、イランでの戦争だけでなく、ウクライナによるロシア製油所への攻撃を受け、モスクワも自国のディーゼル輸出を禁じたとCNBCが報じている。

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ディーゼル燃料国内残留で製油業者が生産を抑制する理由

しかし、輸出禁止が本当に価格引き下げに寄与するか。モルガン・スタンレーのマーティン・ラッツ氏らアナリストは、9月23日のリポートで否定的な見解を示した。

「ディーゼル輸出禁止は、米国の製油業者が生産を抑制した場合、ガソリン価格上昇という逆効果を招く可能性がある」とアナリストらは指摘した。

同銀行は、輸出禁止で製油業者が1日あたり約200万バレルの生産削減を余儀なくされると推計。たとえガソリン製造へのシフトが進んでも、生産量は1日あたり約65万バレル減少するとみる。

アナリストらは、輸出禁止下では米国のディーゼル価格は下落し、海外では価格が上昇すると見る。最も影響を受けるのは欧州と分析する。

ただし、同行の基本シナリオは輸出禁止ではない。それでも議論の長期化で原油相場の変動は続く見通し。

ゴールドマン・サックスのコモディティ調査共同責任者ダーン・ストライヴェン氏も、ブルームバーグテレビジョンで同様の見解を示した。安価なディーゼル価格が製油業者の減産を促すとしている。

「ガソリンとディーゼルは通常、一定の柔軟性を持つバンドル生産であり、生産削減はガソリンの供給減に直結する」と、同氏は述べた。

ストライヴェン氏は、政策設計のあり方、つまり全面禁止か割当制か、製油業者へのインセンティブ付与の有無が重要だと指摘する。

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