AIに資産運用をどこまで任せるか

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AIに資産運用をどこまで任せるか

AIアシスタントに10ドルを預けて投資判断のためのリサーチを任せるとしよう。同アシスタントは、作業に必要なデータへのアクセスを購入できる。取引執行自体をAIアシスタントに許可すべきかは、別の判断が必要となる。

「エージェントに40セントの支出を許可することと、ポートフォリオ全体の運用を任せることには大きな違いがある」とZoomexは指摘する。

こうした責任の所在に関する問いは、BeInCryptoの『2026年AIエージェント決済の現状』全体を貫いている。7月23日から8月26日にかけ、研究者らがBaseとソラナの両ネットワークで合計640万件のx402決済を追跡した。

これらの決済で動いた金額は合計11万9947ドル。

平均取引額は約1.9セント。90%以上が1セント未満だった。

BeInCrypto ResearchによるAIエージェント決済データのチャート出典:BeInCrypto Research

AIエージェントはいま何を本当に購入しているのか

別途実施したx402カタログの調査では、こうした小規模な購入が何に費やされているかが明らかになった。最も要求が多かったリソースは、ウェブ検索および航空会社の特典航空券の空席確認だった。

取引プラットフォームZoomexは、今後1年で平均取引額よりも取引件数が速いペースで増加すると見込む。情報の購入は、エージェントが比較的少額で有用な役割を果たす手段である。

投資判断までAIに委ねるには、どこまでの自由裁量をソフトウェアに認めるかを決める必要がある。

調査対象とした19のプロダクトとワークフローのうち、14件が事前合意済みの権限内で自律的なアクションが可能だった。このうち幾つかの行動は、その都度の承認なしで進められる。

この権限範囲はプロダクトによって異なる。

ZoomexのAI接続は委任のレベルが異なる。同社のMCPサービスは、AIアプリケーションを取引所ツールに接続するもので、クロードやカーサーなどのアシスタントが市場を分析し注文の準備が可能。

注文は顧客が最終確認してから送信される。

ZoomexのMCPサービスでAIアシスタントが取引指示を準備するイメージ出典:BeInCrypto Research

「当社MCPは、AIアシスタントに市場情報の取得、ポジション分析、取引指示の作成を可能にする一方、ユーザーの確認後にのみ実行させることで、最終的な管理権限を維持できる」とフェルナンド・リロ・アランダ氏が調査チームに語った。

Zoomexはまた、承認済みの機関投資家口座において1秒あたり最大6万件の注文リクエスト処理能力を別途記録している。

この数字はソフトウェアによる許可済み通信量を示すもので、実際の取引執行数やAIによる意思決定件数ではない。

レポートの準備度評価では、マイクロ決済が100点中60.7、取引・投資エージェントは39.1となった。

金融用途ごとに異なるAIエージェント決済の準備度指標AIエージェント決済の金融用途別準備度指標 出典:BeInCrypto Research

「今後12か月では、合意済み範囲内でのリバランス、担保管理、条件付き注文執行など明確なタスクへの採用が進む。一方、完全自律型の投資決定はより時間を要する」とZoomexは述べる。

同社が提案する進捗評価の指標は、アカウント所有者を軸に位置づける。

「重要な指標は、エージェントが動かす金額だけでなく、人間がどれだけ責任を委ねる意思があるかだ」

2026年AIエージェント決済の現状レポート全文はこちら

開示:このレポートはZoomexの協賛により作成されたが、記事内容の編集権はBeInCrypto Researchが独自に保持している。

jp.beincrypto.com でMohammad Shahidによるオリジナル記事 AIに資産運用をどこまで任せるか を読む