イーサリアム財団、量子耐性へ2029年末の期限設定

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イーサリアム財団、量子耐性へ2029年末の期限設定

イーサリアム財団は、2029年12月までにイーサリアム(ETH)を量子コンピュータ耐性にすることを約束した。この期限を研究目標ではなく、固定された締め切りとして扱う。

プロトコルクラスターは、グラムステルダムに続くハードフォーク「ヘゴタ」向けの62件の提案評価とともに、この目標を公表した。

イーサリアム、設定不可能な締め切りを固定

財団は、イーサリアムの基盤レイヤー全体において実行・合意形成・データの各面で量子耐性を確保したい考え。財団の優先課題ブログでは、ネットワークがQデーの到来を最短で2030年と見据えて計画する必要があると記載している。

目標時期は、グーグル、クラウドフレア、マイクロソフトが独自に設定した移行計画と一致。同財団は、確度の高い予測の多くを先取りしていると認めている。

「2030年のQデー到来を計画に織り込むのは、意図的に強気な前提である」と、ブログに記載。

同クラスターは少なくとも2027年1月までは、この締め切りを交渉不可とみなす方針。量子技術の進展については外部専門家による再評価を予定。現時点でETHの約65%が量子脆弱なアドレスに保管されていると、プロジェクト・イレブンは指摘する。

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The Protocol Cluster has published two new posts:

Hegotá EIP Opinion Post and Tier List evaluates and grades all 62 EIPs proposed for Hegotá, providing the cluster’s first unified tier list for a network upgrade

Current and Emerging Priorities covers commitments and research… pic.twitter.com/GadgBb1xCK

— Ethereum Foundation (@ethereumfndn) September 7, 2026

ヘゴタが2029年公約の最初の試金石に

財団は、ヘゴタを量子耐性のさらなるアップグレードが期限通り実現するかどうかを判断する分岐点と位置付けた。完全な量子耐性まであと5回のハードフォークが必要で、2029年12月の目標には1回当たり平均7.2カ月のペースで進める必要がある。このペースは財団自ら「強気」と表現している。

フレーム・トランザクションが実行層に不可欠な項目として位置付けられ、各シグネチャ方式で個別にハードフォークを行うことなく新方式を採用できる道を開く。また、EIP-8298およびEIP-8151という別のAランク提案も、secp256k1をマスターキーから除外可能にし、この流れを完成させる。EIP-8365の第三項目では、脆弱な暗号方式に結びついたバリデータの出金認証の廃止も開始される。

合意形成層は逆の対応となる。暗号方式の入れ替えにはハードフォークが不可欠で、設計完了までは議論が続く。Hash-Chain RANDAOはBランク入りを果たしたが、方向性は評価されつつも実装段階は初期。

実行レイヤーに対しても慎重姿勢を維持。ML-DSA検証の事前コンパイルはCランクに下落。専用の暗号レビューを経る前に、どの方式を採用するか決めるのを見送ったとみられる。関連記事

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