KPMG豪州、360人と27人のパートナー削減

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KPMG豪州、360人と27人のパートナー削減

KPMGオーストラリアは、パートナー27人と従業員約360人を削減する。全従業員の約5%にあたる。売上減と、機密顧客情報の不適切使用疑惑による影響を受けての対応となる。

ジョン・サムズCEOは、大半がコンサルティング部門での削減であると説明した。コンサルティング部門では顧客の需要が減少した。KPMGは複数のチームの統合も進め、グローバルなアドバイザリー事業との連携を強化する。

コンサルティング需要低迷で売上減

KPMGによると、6月30日までの年間総売上高は22億5700万豪ドル。前年同期比で1%減となった。コンサルティングの売上高は16.9%減少。市場の軟化と、政府によるコンサルタント活用の減少が主な要因と説明する。

5部門中4部門は依然として成長を維持する。監査・アシュアランスは11%増、税務・法務は10.9%増、中堅市場・プライベートは6.4%増、ディールアドバイザリー・インフラは3%増となった。

それでもコンサルティングは売上高で最大部門。6億3200万豪ドルに達する。KPMGは業績の悪化や市場環境の悪化に加え、自社の不祥事や内部告発案件の影響も解雇要因に挙げている。

「今回の決断は軽々しく下したものではない。従業員に大きな影響が及ぶことも十分認識している」とサムズCEOは述べた。

この問題の発端は3月。労働党のデボラ・オニール上院議員(議会法人・金融サービス合同委員会委員長)が、内部告発者から「機密のLendlease取締役会資料が監査入札のために使用された」と上院で指摘したことにさかのぼる。

商業的な影響もすぐに表面化した。6月、KPMGは財務省の独立調査が終わるまで新たな連邦政府案件の入札を自粛すると通知。調査終了は9月末を見込む。該発表では、社内個人の誤った判断があった点も認めている。

人員削減とあわせて、中堅市場・プライベート部門をディールアドバイザリー・インフラ部門に、アドバイザリーチームをコンサルティング部門に統合する。

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2026年の人員削減は複数分野に波及

KPMGだけが例外ではない。Layoffs.fyiによると、2026年は264社で12万7180人のIT業界の解雇がすでに発生。2025年の全体(12万2606人)をすでに上回る。

人員削減はソフトウェア、小売、メディア、プロフェッショナルサービス全般に広がった。オラクルは年間で約2万1000人の人員減とを年次報告書で明かす。Zillow、グーグル、Etsy、TikTokも8月に削減を発表した。

人工知能(AI)導入も人員削減の一因だが、それだけではない。ウーバーは7月にカスタマーサービス部門を1割削減し、AIによる業務効率化を直接の理由とした。インド最大の民間銀行HDFCバンクは3月末時点で従業員数が3343人減少した。

暗号資産関連企業もさまざまな理由で人員を整理。ビットワイズは今月、市場環境悪化を受けて従業員を約14%削減。人数は155人程度に。コインベースも年初に700人のポストを削減した。

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