ストラテジー創業者、AI活用の収益法を解説

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ストラテジー創業者、AI活用の収益法を解説

マイケル・セイラー氏は、AI主導の経済に参入する若者に対して「技術を早期に学び、他者が見つけていない機会を発見するために活用せよ」というシンプルなメッセージを送る。同氏はまた「新たなSカーブを見つける」という手法にも言及した。

ストラテジー(旧マイクロストラテジー)の創業者であるセイラー氏は、最近の Diary of a CEO のスティーブン・バートレット氏のインタビューでこう主張した。

AIに勝とうとするな

セイラー氏は、AIが今後ますます定型的な知識労働を担うと考えている。18歳の若者が進学や専攻を決める際、すでにAIができる業務を学ぶことは長期的な価値が下がる可能性があるとの見解を示す。

「AIができることを学ぶのは望ましくない」とセイラー氏は述べる。同氏が提案するのは「AIに今まで誰もやったことのないことをやらせる方法を学ぶべきだ」というものだ。

例えば、新しい製品の開発や、既存サービスのコスト削減にAIを活用することが挙げられる。同氏はまた、専門分野の知見を身につける重要性も強調する。

新たなSカーブを見つけよ

セイラー氏は、技術の進歩をSカーブに例える。技術はゆっくりと発展し、その後急加速し、やがて成熟に至るという。

急成長期の入り口付近に自分の位置を取ることが、同氏のアドバイスである。AIなど新興のデジタル技術には、まだそのチャンスが残されているとみている。

狙うべきは「最近可能になったばかりのこと」をいち早く見つけ、そこを起点として事業を構築することだ。

「家を買うべきでない理由を説明しよう……多額の税金や維持費の負担を背負うことになる。不動産事業は難しい。自分の会社を興すのも難しい。他社に投資するのも難しい……だからこそビットコインが有力なのだ。一般の人が資産を、年率15%で価値が上昇する資産に投じて、何も心配せずに済むべきではないのか」とセイラー氏は述べた。

https://www.youtube.com/watch?v=1aGpJQ8BMLI&t=36s

セイラー氏の主張は正しいか

概ね妥当である。スタンフォード大学の研究者は7月、AIの労働生産性への影響は全体的にプラスと述べている。一方で、新卒市場の厳しさはAIの影響を部分的に反映している可能性もある。

セイラー氏の主張で最も重視すべき点は、領域の専門性である。ChatGPTのプロンプト技術だけでは持続的な優位性は築きにくい。AIスキルと特定分野の深い知識を組み合わせることが、より強い経済的価値となる。

ストラテジー、2026年は厳しい年に

セイラー氏自身の企業も、大胆な賭けのリスクを浮き彫りにしている。ストラテジーは8月16日時点でビットコインを84万447枚保有、平均取得価格は1枚当たり7万5385ドル、総額は約633億6000万ドルに上る。

マイクロストラテジー株、年初来で約40%下落 出典: Yahoo Financeマイクロストラテジー株、年初来で約40%下落 出典: Yahoo Finance

第2四半期の純損失は82億2000万ドルに達し、主な要因はビットコイン価格の下落だった。また、株主希薄化や、セイラー氏が強く推進してきた長期保有方針とは対照的な最近のビットコイン売却を巡り、批判の声も上がっている。

今週、セイラー氏は投資家に「困難な数年間」への備えを呼びかけた。重要な論点は変わらない。早期参入がチャンスを生む一方で、実行力とリスク管理が不可欠である。

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